子育て [特集]いろいろな絵本を読んで いろいろなことを知ろう︕
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- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県鳩山町
- 広報紙名 : 広報はとやま 令和7年6月号
〜鳩⼭幼稚園読書活動〜
■令和7年度⼦どもの読書活動優秀実践校・園・図書館・団体 ⽂部科学⼤⾂表彰
4月23日「子ども読書の日」は、こどもの読書活動について広く関心や理解を呼びかけると共に、こどもが積極的に読書活動を行う意欲を高める目的で制定されました。
4月23日(水)、国立オリンピック記念青少年総合センターで行われた「子どもの読書活動推進フォーラム」にて、「子どもの読書活動優秀実践校・園・図書館・団体」の表彰式が行われ、鳩山幼稚園が就学前の部門(埼玉県)で文部科学大臣賞を受けました。
■豊かな⼼を育む読書活動
鳩山幼稚園では主にこのような読書活動を行っています。
こどもたちが自分で好きな本を選び、幼稚園からの絵本の貸出を行なっています。通常は木曜日に3冊の貸出、長期休業前は5冊の貸出、長期休業中の貸出も行っています。また、冬休み前は園にはない絵本を教師が選び、どんな本が入っているか分からないこどもたちにとっての「おたのしみえほん」の取組も行っています。
*鳩⼭幼稚園児の⼀⼈当たりの年間貸出数およそ60冊〜70冊
幼稚園での様々な体験活動(製作、栽培、飼育、園外活動等)や行事(おみせやさん、お楽しみ発表会など)での導入や環境構成で「科学絵本」や「物語絵本」を活用し、活動への意欲・関心を図ったり学びに繋げたりします。
絵本に出てくる野菜を育てたり、お菓子を作ったりします。お楽しみ発表会では子供たちが選んだ絵本をもとに、子供たち自身でもセリフを考え、劇で発表します。
町立図書館との連携として、幼児全員が町立図書館の貸し出しカードを持ち、年に2回から4回図書館訪問を実施しています。また、学期に1回50冊の絵本を貸し出してもらっています。
また、保護者への働きかけとして、園だよりを活用し、えほんノートでの保護者の感想や、園の職員や保護者の思い出の本やおすすめの本の紹介なども行い、関心を持ってもらっています。
■家庭と幼稚園を結ぶ「えほんノート」
絵本の貸出時には「えほんノート」に毎回借りた絵本の題名を記録します。保護者が家庭で読み聞かせをし、その時のこどもの様子や感想を「ひとこと」欄に記入します。えほんノートには、園長が毎回コメントを記入し保護者に返却します。この取組は単に借りた絵本の記録だけでなく、絵本を通してこどもの成長の様子が分かり、保護者にとっても園にとっても『楽しみのツール』となっています。