くらし 松戸の松戸が松戸を語る vol.5

■節目の年 未来へつながる歩みを進めて
木々が赤や黄に色づき、朝晩の冷え込みも日ごとに増して、秋の深まりを感じる季節となりました。今年は戦後80年、そして本市が「世界平和都市」を宣言してから40年の節目を迎えます。11月18日(火)~30日(日)、市立博物館で「松戸市平和祈念展」を開催します。戦争の悲劇を風化させず、平和への祈りを次の世代へつないでいきましょう。
11月8日(土)には、市立松戸高等学校で総合防災訓練「防災フェア」を実施します。防災車両の展示やVR・AR防災体験、ドローン操縦体験など、楽しみながら防災への理解を深められるイベントです。いざというときの備えを、家族や地域で改めて考える機会にしていただければと思います。
その市立松戸高等学校は今年4月に創立50周年を迎えました。11月27日(木)に、森のホール21で創立50周年記念式典が行われます。節目の今年は、千葉大学園芸学部との高大連携協定の締結や県内公立高校初のコンビニエンスストア設置など、新たな特色も生まれています。
11月15日(土)~26日(水)には、〝きこえない・きこえにくい人のオリンピック″とも呼ばれる「東京2025デフリンピック」が開催されます。日本初開催、さらに100周年の節目となる今大会には、松戸市にゆかりがあるデフバレーボール男子日本代表・村井貴行監督や、自転車競技で前回大会銀メダル獲得・今回4大会連続出場となる早瀨久美選手が出場予定です。松戸からも熱い声援を送りましょう。
最後に、市長就任以来、松戸市の大きな課題として重点的に取り組んできました市役所の建て替えについて現状をご報告します。「仮庁舎への移転」と「建て替え場所比較に関するプロジェクトチーム」について、9月定例会で関連予算が可決されました。「仮庁舎」については、来庁者や職員の安全確保の観点から、早期移転を目指して準備を進めています。「新庁舎の建て替え場所」については、市民の皆さまのご意見を踏まえて比較検討を進めるため、職員による聞き取り調査などを実施します(調査について詳細は本紙2面をご覧ください)。
12月1日(月)からは12月定例会が始まります。引き続きスピード感を持って市政運営に取り組んでまいります。

松戸市長 松戸隆政(まつどたかまさ)

市民の皆さんの声を直接お聞きするため、市長専用のFAX(【FAX】047-366-2301)および市ホームページに市長メール送信窓口を設けています。市政に関する建設的なご意見をお寄せください(住所・氏名などをご記載ください)。