くらし 特集(1) 認知症のことを知ろう ~9月は認知症月間~

早期診断・早期治療が大切はぴっ!

福井県の65歳以上の高齢者のうち、認知症の方の割合は約12%(8人に1人)です。県では、認知症になっても、住み慣れた地域で仲間とつながりながら、できること・やりたいことに挑戦して自分らしく暮らせる認知症フレンドリー社会を推進しています。

■知っておこう!認知症の症状
○記憶障害
・老化による物忘れと違い、体験の全てを忘れる
・同じことを繰り返す

○見当識障害
・時間や季節感の感覚が薄れる
・近所で迷子になる

○理解・判断力の低下
・2つ以上のことが重なるとうまく処理できなくなる
・料理の手順が分からなくなる

○実行機能障害
・計画を立てて実行することができない
・電気製品や銀行のATM等がうまく使えなくなる

○行動・心理症状(妄想・幻覚・道迷いなど)

▼軽度認知障害(MCI)とは
日常生活には支障がないものの、自身や周囲の人が以前に比べて認知機能の低下に気付く、認知症の一歩手前の状態です。適切な治療・改善を行えば、回復することもあります。MCIに気付き、予防対策を行うことが大切です。

○いくつか当てはまることがあったら…
かかりつけ医や相談窓口にすぐ相談!
・最寄りの相談窓口
・専門医療機関
・若年性認知症専用相談窓口

○やってみよう“ふくい認知症予防メニュー”
認知症予防に効果があるといわれている「運動」「食習慣」「歯と口の健康」「頭の体操」を生活に取り入れましょう。
・ふくい認知症予防メニュー

■地域みんなで認知症を支える
○認知症サポーターとは
認知症の正しい知識を持ち、自分のできる範囲で認知症の人やその家族を手助けします。約90分程度の養成講座を受講することで、誰でもサポーターになることができます。
・認知症サポーター養成講座

○認知症カフェ(オレンジカフェ)とは
認知症の本人やその家族だけでなく、地域住民、医療・介護の専門職など誰もが参加・交流できる場所です。コーヒーを飲みながらおしゃべりしたり、専門的な知識を持つスタッフに気軽に相談したりできます。
・県内の認知症カフェ一覧

■認知症の理解普及促進イベント
○オレンジライトアップ
ふくいの街を認知症のテーマカラーのオレンジ色にライトアップします!
・繊協ビル(福井市大手)
9月1日(月)~30日(火)
・福井駅前恐竜モニュメント(福井市中央)
9月12日(金)~26日(金)
・福井城址石垣(福井市大手)
9月19日(金)~21日(日)

○映画『オレンジ・ランプ』無料上映会
39歳で若年性認知症と診断された夫とその妻の実話をもとに描いた映画を上映します。
日時:9月20日(土)13時~15時
会場:AOSSA6階 研修室601(福井市手寄)
定員:先着100人
申込:9月12日(金)
※定員に達し次第受付終了

お問い合わせ:長寿福祉課
【電話】0776-20-0330