くらし 「輝く恵那人」251人目

■猫の幸せな未来を描いて保護猫と新しい家族を結ぶ架け橋に
昨年11月、災害時にペットを連れて避難するための知識を広めるイベント「ペット防災」が開催された。同イベントを主催した「ねこのひげ」のメンバーの一人、川﨑静代さんは、ペット防災の他保護猫の譲渡会を開催するなどの活動を行っている。
幼い頃から犬や猫と暮らしてきた一人っ子の川﨑さんにとって、ペットは兄弟のような存在だった結婚後も、雨の中たたずむ子猫をはじめ、行き場を失った猫たちを家族として迎え入れ暮らしてきた
48歳の時、どうぶつ基金への寄付をきっかけに、保護猫活動の存在を知り、活動に参加。ボランティアとして関わる中で、保護活動を継続するには多くの費用がかかること、費用の大半は受け入れ団体や個人の預かりボランティアの実費となっている現状を知った。また、保護猫が新しい家族と出会い、幸せに暮らす姿を見るうちに、「保護猫と新しい家族とのマッチングの場がもっと必要」と強く思うようになった。
53歳の時、仲間と「ねこのひげ」を設立。一匹でも多くの保護猫が新しい家族に巡り合えるよう保護猫譲渡会「幸せねこの出会い会」の企画運営を始めた。保護猫のこれからを大切に思う川﨑さんは猫と飼い主のミスマッチが起こらないよう譲渡会に参加する団体や預かりボランティアとは事前面談を行い、猫の状態を確認してから譲渡会に参加してもらっている。
「これまでに5匹の猫と新しい家族との出会いに関わることができた。新しい家族からその後の猫の様子を聞くたび、うれしくなる保護猫の悲しい過去を見るのではなく幸せな未来を描きたい」と笑顔で話す川﨑さん。
今後は、多くの人に保護猫の現状を知ってもらい協力につなげていきたいと、猫たちの幸せなニャン生を思い描きながら、川﨑さんの挑戦は続く。

◆川﨑静代(しずよ)さん(55歳)(長島町)
□プロフィル
ボランティア団体「ねこのひげ」のメンバーとして、保護猫の譲渡会の開催やペット防災の啓発を行っている。アウトドアが好きで、趣味はキャンプ。最近はソロキャンや、友人たちとのグルキャンを楽しんでいる。特に水辺で行うキャンプがお気に入り。
※ねこのひげInstagram
(本紙2次元コード参照)