くらし 【特集2】「やさしい日本語」を使おう!ひと工夫で、伝わることが増える!

「やさしい日本語」とは、小さな子ども、高齢者、そして日本語が分からない外国の方でも分かりやすいように工夫された「日本語」のことです。分かりやすい言葉や表現を使うことで、情報が多くの人に届くようにもなります。やさしい日本語は、日常生活でもとても役立ちます。たとえば、学校や職場の説明で使ったり、地域の人との会話で使ったりできます。
みんなが安心して暮らせる社会をつくるために、一緒にやさしい日本語を広げていきましょう。

■なぜやさしい日本語が必要なの?
本市には現在1,290人の外国人市民がおり、年々増えています。外国人市民の中には、日本語をまだ上手に話したり、読んだりできない人もいます。例えば、学校、病院、地域などで大事なことを説明されても、難しい言葉や漢字が使われていると、話の内容を理解できないことがあります。その結果、必要な手続きやサービスを受けることができなかったり、ルールを破ってしまったりする場合もあります。
災害が起きたときの避難案内、イベントのお知らせ、ゴミの捨て方など、私たちの暮らしには多くの情報があふれています。これらの情報が誰にでも分かりやすいかたちで伝えることができれば、もっと安心して暮らせるようになります。

◇外国人市民数の推移(各年1月1日現在)

■外国人市民に一番伝わるのは「やさしい日本語」!
外国人に一番伝わる言葉は英語だと思っている方も多いのではないでしょうか。しかし、本市に住む外国人市民の多くは英語圏ではない国の方です。英語は分からないけれど、やさしい日本語なら分かるという方も多くいらっしゃいます。

■「やさしい日本語」に正解はない
「やさしい日本語」は、外国人だけでなく、子どもや高齢者、障害のある方など、誰でも理解できる言葉です。正解はありません。
少し工夫するだけで、誰かの「分からない」が「分かった」に変わるかもしれません。

■やさしい日本語にチャレンジ!
・避難所⇒大雨(おおあめ)や地震(じしん)のときに逃(に)げる場ば所
※簡単な言葉に言い換えます。

・なるべく早く教えてね⇒明日(あした)までに教(おし)えてね
※「いつ」を明確に伝えます。

・あと少しで着くよ⇒あと5分(ふん)で着(つ)くよ
※あいまいな表現はしません。

・召し上がってください⇒食(た)べてください
※難しい敬語や複雑な言い回しは使いません。

※これもチェック!
・短い文にする
・絵やジェスチャーをつける
・漢字やカタカナに「ふりがな」をつける

■11月は「あいち多文化共生月間」です
多文化共生に関する理解の促進や、外国人市民と日本人市民の交流の促進に向けて、啓発活動を集中的に行っています。

◇やさしい日本語の手引き
愛知県では、「やさしい日本語」を広めるために、楽しく気軽に学べる「やさしい日本語」の手引きを作成しました。

■新城市(しんしろし)で暮(く)らすために必要(ひつよう)な情報(じょうほう)を紹介(しょうかい)しています
・やさしい日本語
・Tiếng Việt
・Português
・English
・Tagalog
・中文
※詳しくは本紙をご確認ください。

■日本語ボランティア募集中!
やさしい日本語で外国人市民に日本語を教えてみませんか。資格不問。英語などを話せなくても問題ありません。見学も大歓迎です。申込:新城市国際交流協会
【電話】23-1940

◇日本語教室
日にち:毎週水曜日
時間:19:30~20:50
場所:まちなみ情報センター2階

◇はじめての日本語教室
日にち:11月15日(土)~2月7日(土)の
毎週土曜日(10回)
時間:10:00~11:30
場所:まちなみ情報センター2階

問合せ:市民自治推進課
【電話】23-7697