- 発行日 :
- 自治体名 : 大阪府茨木市
- 広報紙名 : 広報いばらき 2025年12月号
■これからも「伝えたい」
思いをのせて「声」で届ける広報誌
今号で900号を迎えた、広報いばらき。誰にとっても分かりやすく、広く情報を届けるという思いをつないできました。また、広報誌の内容を音声で伝える「声の広報いばらき」は、市内のボランティア団体の支えもあり50年以上続けています。
■ボランティアに支えられて50年続く音訳活動
広報誌の内容を読み上げ、視覚障害や高齢などで文字を読むのが難しい人に声で情報を届ける、「声の広報」。市では1974年にその音訳活動がスタートしました。約50年、音訳活動を担っているのが、ボランティア団体「グループ藍野」です。
グループ藍野は、当時図書館が行っていた朗読ボランティア講習会の受講生で設立されました。今は音訳講習会を経た43人のメンバーが、対面朗読、録音図書の制作を行っており、定期的に音訳にまつわる講習を受け、スキルアップにも励んでいます。
広報誌の音訳は1冊を7、8人で担当します。月の後半は収録や編集のスケジュールがぎっしり。市から原稿を受け取ると担当を振り分け、各自で下読み・録音を行います。その後、複数回聞いて校正し、音源データをつないで1冊分(約300分程度)を完成させます。
●グループ藍野の皆さん
利用者の方から手紙や感謝の声をいただくと、必要とされていることを実感します。
■音訳の現場を見てみよう
まずは原稿の下読みから。実際に音読して、読み方や文意を確認します。広報誌の音訳で求められるのは、聞いて分かりやすい読み方であること。正しいアクセントに留意し、聞き取りやすい速さで読み上げます。句読点など、間の取り方一つでも伝わり方が変わるので、複数人で音声を聞きながらチェックします。
「伝えたいことをきちんと伝える、その難しさに常に直面します」と話すのは、会長の川邊さん。特に図や表の読み上げは一般的なルールがあるものの、「今回はこの読み方はどう?」と都度話し合います。「皆で頭を突き合わせて考えるので、完成時の達成感も大きいです」と、長年続く音訳のやりがいを語ります。
●グループ藍野 川邊さんに聞きました!
Q.AIによる音声読み上げ技術が進化する中で、人の声が求められる理由は?
間違えずにすらすら読む=分かりやすい、とは限りません。意味を理解し、伝えようとする人の気持ちやぬくもりが伝わるからではないでしょうか。
■音声版、点字版をご活用ください!
毎月、「声の広報いばらき」と点字版の広報いばらきを発行しています。点字版や音声CD(貸与)の送付を希望する場合は、まち魅力発信課にお問い合わせください。
※再生機器購入の際に、重度の視覚障害者は日常生活用具の給付として、補助制度を利用できる場合があります。詳しくは障害福祉課【電話】072・620・1636にお問い合わせください。
■グループ藍野の活動
・人気の音声図書の紹介や、暮らしの情報などを発信する音訳雑誌「藍野マガジン」を自主制作で4カ月に1回発行しています。
・中央図書館、おにクルぶっくぱーく、水尾図書館では対面朗読を行っています。視覚障害のある方はもちろん、高齢で文字が読みづらい人なども利用できます。
藍野マガジンの送付、対面朗読の希望、問合せは中央図書館まで。
問合先:【電話】072・627・4129
※現在グループ藍野ではメンバー募集をしていません。
問合先:まち魅力発信課
【電話】072・620・1602
