- 発行日 :
- 自治体名 : 奈良県吉野町
- 広報紙名 : 広報よしの 2025年11月号 No.1044
9月25日・26日、吉野町議会は兵庫県太子町と岡山県美咲町を視察してきました。
議場や庁舎の使い方を実際に見て、町民の皆さんに役立つ工夫を学ぶ貴重な機会になりました。
◆兵庫県太子町「議場の多目的利用」
太子町では、議場を多目的に使えるように設計されており、議会がない期間には子どもの絵画展示や夏休みの自習室などとしても活用されています。中庭に面した明るい議場は、開かれた議会の象徴であるとともに、備品の出し入れもしやすく、幅広い用途に活用されていました。議場のような特別な施設でも、ちょっとした工夫で活かせる――この視点の転換が今回の学びです。
◆岡山県美咲町「賢く収縮するまちづくり」
美咲町は人口減少を見据え、「賢く収縮するまちづくり」をコンセプトに庁舎建設や施設整備を進めています。限られた財源の中で優先順位をつけ、庁舎建設費は抑えつつ、町民が利用する施設やサービスに重点的に投資しています。老朽化した施設の統合・廃止により無駄を減らし、必要なサービスに集中させる工夫は、未来を見据えた決断として参考になりました。
[今回の視察を終えて]
議場や庁舎など公共施設も、ちょっとした工夫や考え方次第で、町民の皆さんのためにもっと活かせることがわかりました。本町議会も、この学びを今後の施設や運営に活かしてまいります。視察に際しご協力いただいた関係機関の皆様に心より感謝申し上げます。
