くらし 【特集】令和7年度 当初予算

令和7年度予算は、3月定例議会において可決・成立しました。
一般会計当初予算の総額は、33億4,881万2千円で、前年度当初予算に比べ、20.8%の増となりました。
これは地方公共団体情報システムの標準化事業や海浜運動公園再整備事業に伴う歳入(地方債)及び歳出(委託料・普通建設事業費)の増が主なものです。

■一般会計 33億4,881万2千円
○地方消費税にかかる予算
消費税は8%から10%に引き上げられていますが、2%の引き上げ分は社会保障に関する経費に充てられています。
本村では、地方消費税交付金105,778千円のうち社会保障分51,493千円を介護予防・生活支援対策事業や保育施設給付事業などの高齢者や子育てへの支援、予防接種・健康診断など住民の健康関係の事業に活用しています。

○一般会計予算〈歳入〉

○一般会計予算〈歳出〉

○一般会計〈主な事業〉
・地方公共団体情報システムの標準化事業 58,493千円
地方公共団体情報システムの標準化に関する法律に基づき、基幹システムを標準準拠システムへ移行する。

・地方創生2.0新たな産業づくり事業 763千円
日吉津村の新しい産業を生み出すための会社設立を支援する。新たな特産品をつくるなど日吉津村のPRや雇用創出など地方創生2.0を推進する。

・海浜運動公園再整備事業 405,328千円
海浜運動公園再整備事業(1期工事)としてキャンプ場・テニスコート等を再整備する。

・災害対策費 7,157千円
通学路に面したブロック塀の撤去等補助金に加えて、耐震対策として高齢者のみ世帯等に耐震シェルターや耐震ベッドの設置、新たに「感震ブレーカー設置」費用の補助を実施する。

・GIGAスクール構想の加速による学びの保障事業 24,766千円
1人1台端末のタブレット更新及び学校のネットワークアセスメント調査、ネットワーク環境改善工事を実施。

・小中高校生英語検定補助金 100千円
小中高校生が英語検定を受ける際の受験料に補助を行う。1人あたり上限7千円、補助割合1/2。

・住民主体の体力づくり支援員設置事業 4,019千円
各自治会など地域における住民主体の体力づくりなどを支援する目的で集落支援員を配置する。

■特別会計
国民健康保険事業勘定特別会計は、診療報酬の減を見込み、総額約3億8,601万円を計上しています。
後期高齢者医療特別会計の運営主体は後期高齢者医療広域連合ですが、本村では窓口業務、保険料の徴収事務等を行っており、被保険者数の増による保険料の増額等を見込み、約6,959万円を計上しています。

■下水道事業会計
営業収益及び支出のうち、下水道使用料は令和7年5月使用分から軽減終了となり増収となる見込みで、支出は経営戦略見直し支援業務の完了により減額となっています。また、資本的収入および支出は建設改良費のうち工事完了等により減額となっています。