- 発行日 :
- 自治体名 : 島根県松江市
- 広報紙名 : 市報松江 2025年12月号
賢い消費者になるために
松江市消費者問題研究会 会長 万代悦子(まんだいえつこ)
松江市消費者問題研究会は、消費者被害の防止や環境問題、食品ロスの削減や地産地消など、消費生活に関するさまざまなテーマについて、研究や啓発を行っている団体です。
今年は、昨年から話題となっている「令和の米騒動」とよばれる、米不足やお米の価格高騰の問題について、お米の生産や販売に関わる方をお招きし、現状や課題についてお話を伺う意見交換の場を設ける予定です。
お米の問題については、家計への影響を考え、パンや麺類など主食のバリエーションを増やすことや、外国産などの比較的手頃な価格のお米を購入することも対策として必要ですが、その一方で、国産米を積極的に購入することは、国内の生産農家さんへの応援や活性化につながり、結果的に国内でお米を安定的に生産できる仕組みが守られます。また、農薬や化学肥料の削減など環境負荷を軽減して作られたお米を購入することや、地元産や被災地で作られたお米を購入することで、健康や環境、地域経済への貢献につながるとも考えられます。
私たち消費者は、たくさんの情報があふれる社会の中で、正しい情報を見極める力を養い、それぞれの立場から自分にあった視点で購入することが大切だと考えます。
今後も日々変化する消費者問題をテーマに、研究や啓発を実践していきます!
