- 発行日 :
- 自治体名 : 島根県松江市
- 広報紙名 : 市報松江 2026年2月号
~令和7年度原子力防災訓練を実施しました~
発行日:令和8年2月1日
■原子力防災訓練とは
本市では、島根原子力発電所での原子力災害の発生に備え、地域防災計画や原子力災害広域避難計画を策定しています。地域防災計画では、国・県・中国電力(株)などの関係機関と連携して、災害対策本部の設置運営、住民広報、広域避難などの訓練を定期的に実施するよう定めています。
今年度は、計画などに定める手順の検証や広域避難の理解促進を目的として訓練を行いました。
今後も訓練を通じて、課題や改善点を洗い出すことによって、計画の実効性を高めていきます。
■主な訓練概要
在宅避難行動要支援者の避難誘導訓練(11月1日)
PAZ(島根原子力発電所からおおむね5km圏内)である鹿島地区を対象に、在宅の避難行動要支援者(※)の支援内容確認、避難誘導訓練を実施し、避難誘導手順の確認・検証を行いました。
※避難に通常以上に時間がかかったり、特別な手段が必要な人
(1)島根原子力発電所で事故が発生したとの想定で、鹿島支所で会議を開催し、在宅避難行動要支援者への支援内容の確認、地区内の要配慮者支援組織への協力要請を決定しました。
(2)市職員および地区内の要配慮者支援組織(地区住民)により、電話による支援内容(避難手段、支援者の必要性、避難先施設)の確認を行いました。
(3)支援内容の確認結果をもとに、避難に必要な福祉車両の確保手順を確認しました。
(4)福祉車両の在宅避難行動要支援者宅への誘導手順および在宅避難行動要支援者(車いす想定)の福祉車両への乗車手順を確認しました。
■UPZ住民の広域避難訓練(11月29日)
UPZ(島根原子力発電所からおおむね5~30km圏内)の古志原地区において、広域避難計画で定められた避難先自治体(広島県尾道市)への避難訓練を行い、広域避難計画、受入マニュアルに定められた手順などを確認しました。
※今回の訓練では、行政が準備するバスにより避難を行いましたが、自家用車で避難できる人は自家用車で避難することになります。
(1)島根原子力発電所の事故により、古志原地区で避難の基準を超える放射線量が計測され、古志原地区に避難指示が出たとの想定で、古志原地区現地災害対策本部会議を開催しました。
(2)避難訓練参加者は、バス避難の集合場所となる「一時集結所」において、安定ヨウ素剤の配布や乗車受付などを行い、避難を開始しました。
(3)避難者は避難の途中で、「避難退域時検査」(放射性物質による汚染状況の確認)を行いました。
(4)避難者は避難先自治体の避難の目的地となる「避難経由所」で避難先自治体職員の誘導を受け、避難所へ移動しました。
(5)避難所では、避難先自治体との災害時応援協定締結企業や地元団体による物資受援訓練(炊出し)、避難所生活におけるルールを定める訓練(避難所運営協議)などを行いました。
■初動対応訓練・災害対策本部等設置運営訓練(12月24日)
島根原子力発電所での事故の発生を想定し、市職員の初動対応手順や国・県などの関係機関との情報連絡手順の確認、市災害対策本部を設置し、国や県との原子力災害合同対策協議会を通じた対応方針の確認を行いました。
地区ごとの避難計画パンフレット、広域避難計画など、市の原子力安全対策に関する取り組みは、市ホームページに掲載しています。
~出前講座の申し込み受付中~
原子力災害時の対応や広域避難計画について出前講座を行っています。
申し込みは原子力安全対策課【電話】55-5616までお問い合わせください。
「令和7年度広報・調査等交付金」で作成しました
