- 発行日 :
- 自治体名 : 徳島県石井町
- 広報紙名 : 広報いしい 第275号(2025年5月)
◆お米
石井町長 小林 智仁
夏も近づく八十八夜~♪
茶摘みの歌でおなじみの八十八夜。立春の日から数えて88日目の夜。八十八夜の数日後には「立夏」になることから、この時期を夏の準備を始める時期と捉えていました。また、この時期を過ぎれば霜が降りるほど冷え込むことがないことから、種まきや田植えの準備など、春の農作業をおこなう目安ともしていました。
八十八の3つの漢字を組み合わすと「米」という字ができあがります。石井町内も通水時期になり至るところで田植えがなされ、春風になびく田園風景が美しく、季節の移り変わりを感じさせてくれます。
令和の米騒動と呼ばれた昨年の米不足。安定した供給を続けていくためには、生産者の方々への適正な価格への転嫁が必要です。この度の米騒動がひとつのキッカケになり、お米が主食の我が国にとって、お米が主役となり、生産者の皆さんの手元に還元されることを願っています。
今年も美味しいお米が食せますように。いつもありがとうございます。