くらし 令和6年度 決算状況
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- 発行日 :
- 自治体名 : 佐賀県唐津市
- 広報紙名 : 市報からつ 令和7年12月号(Vol.251)
令和6年度一般会計の収支は、26億7,824万1千円の黒字決算になりました。
皆さんが納めた税金が何に使われたのか、市の財政がどのような状況にあるのかをお知らせするために、決算状況の概要を報告します。
◎決算の詳細はこちら
※二次元コードは広報紙2ページをご覧ください。
●一般会計決算 「一般会計」… 税金や国・県からの交付金などを財源として、福祉・医療・教育・土木など市民生活に直接かかわる事業を行う会計

●一般会計決算額の推移

令和6年度の一般会計決算額は前年度に比べて歳入、歳出ともに増加しました。
▽歳入の主な増加理由
国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会の開催や災害復旧等に伴う国県支出金が増加したためです。
▽歳出の主な増加理由
情報化基盤光ケーブルの民設民営化推進への補助金や国スポ・全障スポ開催費、災害復旧費や新唐津市民会館(仮称)整備II期事業費などの投資的経費が増加したことによるものです。
毎年度、歳入と歳出の差額は、1/2以上を基金に積み立て(貯金)、残りは翌年度の財源として予算に編入しています。
《特別会計決算》「特別会計」…決められた特定の事業を保険料や利用料金など特定の収入により行う会計

《公営企業会計決算》「公営企業会計」…地方公営企業法に定められた独立採算を基本とした会計(税込)

《市債の残高》(令和6年度末)

※地方交付税算入額…市債を借り入れた事業に対する国からの地方交付税の額
※表の純償還額のほかに、市債利子の償還もあります。
※市債とは…大きな事業などで臨時的に多額の費用が必要になる場合に、その資金を国や銀行などから借り入れ、数年かけて返済する市の借金です。主に道路や公園、学校など、将来にわたって利用する公共施設について、世代間の公平性を保つため長期的な視点で活用しています。
《基金の残高》(令和6年度末)(一般会計・特別会計)
各基金の合計:236億3,870万0千円
※基金とは…特定の目的や不測の事態に備えて、積み立てたり取り崩したりしている、市の貯金にあたるものです。財政調整基金や減債基金など32の基金があります。
◆主な財政指数
●5年間の推移

令和6年度の経常収支比率は、普通交付税や地方特例交付金などの歳入が増加したものの、人件費や公債費などの歳出が増加し、自由に使うことができる一般財源が減少したため、悪化しました。

令和6年度の実質公債費比率は、元利償還金の増加及び臨時財政対策債発行可能額の減少などにより、悪化しました。

※年度により算定団体数が異なります。
令和6年度の将来負担比率は、地方債残高が減少したものの、償還に充てることができる基金が減少したことなどにより、悪化しました。
●佐賀県内10市平均との比較(令和6年度)

(1)経常収支比率:財政構造の弾力性を判断するための指標で、この比率が低いほど新たな行政需要に弾力的に対応できるといえます。75%を超えないことが望ましいとされています。
(2)実質公債費比率:地方債協議制移行に伴い設けられた指標で、自治体の標準的な収入に対する地方債償還の割合を示します。この指標が18%以上の団体は、市債の借り入れについて許可が必要となります。
(3)将来負担比率:将来の財政を圧迫する可能性の度合いを示す指標で、350%を超えると財政健全化計画を定めなければなりません。
(4)財政力指数:財政力の強さを表す指数で「1」に近くあるいは「1」を超えるほど財政力が強いとされ、単年度の指数が「1」を超える場合は、普通交付税の不交付団体になります。
●財政計画上の目標
「唐津市財政計画」(計画期間令和6年度まで)では、計画実現に向けた、具体的な数値目標を設定しています。財政計画の詳細は、市ホームページを確認してください。
〇経常収支比率…90%以下へ改善
〇実質公債費比率…15%未満を維持
問合せ:財政課
【電話】72-9160
