- 発行日 :
- 自治体名 : 熊本県玉東町
- 広報紙名 : 広報ぎょくとう 令和7年12月号
北海道出身のJICAグローカルプログラム実習生が、西南戦争にまつわる史跡を巡り、心に感じたことを綴りました。
■その五「半高山古戦場」
ここは西南戦争の激戦地のひとつである。政府軍は山に陣取っていた西郷軍に対して一斉射撃をおこなった。最近の調査でも多数の銃弾が発見されたそうだ。
そして三ノ岳の半分の高さだから「半高山」と呼ばれるらしい。だからだろうか、この場所に降り立ったときに高いけれども同時にどこか低いような気もした。ここから見える町も山も海も遠くにあるはずなのに何だか妙に迫ってくるような感じがした。
それまで字面で学んでいた政府軍と西郷軍の一進一退を、頭の中でこの景色に当てはめてみる。
点々と学んできた西南戦争の出来事が繋がって線になったような気がした。150年前の出来事がぐっと自分に近づいた。それはここの地形が、戦場だったころとあまり変わっていないことも関係しているのだろうか。その土地の歴史は土地に聞くことが一番であるなと思い知った。
長谷川 健太
