くらし 地域おこし協力隊活動日誌

多文化共生担当の稲井です。
2022年から着任させていただいた玉東町地域おこし協力隊、2025年3月末に無事に任期を終了し、卒業させていただきました。
着任当初はウクライナ避難民受け入れのチームメンバーとして玉東町に迎え入れていただき、22世帯の避難希望者とのやりとり、そしてその中からマッチングした6世帯の受け入れのお手伝いをさせていただきました。
文化慣習言語が大きく違い、ましてや日本という国に馴染みのないウクライナ避難民のみなさんを迎え入れることに不安もありましたが、町民の皆さまがあたたかく受け入れてくださり、ホッとしました。
その後、ウクライナ避難民だけではなく他の外国籍住民の方々との輪もひろがり、日本語カフェなどを通してとても仲良くさせてもらいました。
時にはみんなの国の料理をご馳走になったり、みんなの旅行のプランづくりのお手伝いをしてみたり。
「外国籍住民支援」などと言っていますが、それよりはお友だちのような感覚で楽しく助け合いながら一緒にこの町で暮らすというお付き合いができたかなと思っています。
この3年間の中で、私生活では息子が生まれました。子育ての中でつどいの広場やオレンジ公園、ファミリーサポートにもたくさんお世話になり、1歳を過ぎたころには町内の保育所に入所させていただきました。
仕事と育児のバランスをとる日々でしたが、一緒にお仕事させていただいた皆さまがとてもあたたかく、ストレスを抱えすぎることもなくのびのびと暮らしができました。
共に子育てをする友人にも恵まれ、毎日楽しく子どもと向き合えました。
子育てにやさしい町で有名な玉東町ですが、制度だけではなく住んでいる人もやさしいなぁと感じています。
木葉山にもたくさん登りました。1時間弱で山頂まで行ける気軽さで、少し太ったかも…という時はとりあえず木葉山に登っていました。
仕事でも何度かみんなで一緒に登りました。初心者でも登れるし、アクセスも良いので本当にお世話になりました。
最後に、任期中はまわりの人々にとても恵まれました。多文化共生活動を共にしたONPメンバー、玉東町役場の職員の方々、外国籍住民の皆さん、日本語カフェの日本語サポーターの皆さん、育児の中で出会った皆さん、そしてご近所の方や友人たち…。私のこの3年間の活動は微々たるものですが、少しでも町のお役に立てていたら嬉しいなと思います。
このあたたかい玉東町がいつまでも平和で美しくあることを願います。ありがとうございました。

こんにちは!玉東町地域おこし協力隊の越智です。
あっという間に、私の任期(4年間)も終了を迎えることとなりました。
2022年4月に着任してからすぐに、6月はハニーローザの収穫の時期だからぷらっとぎょくとうが一番賑わう時だよ、と言われて、ハニーローザとはなんだ?と思う所からのスタートでした。役場の方と一緒にハニーローザの摘果作業や収穫をした時は、「職員がこんな事までするんだ。」と驚きもありましたが、ハニーローザを町で盛り上げようという気持ちがとても伝わってきた事を今でも覚えております。
主に私はぷらっとぎょくとうの支援を担当しており、新しい商品の開発や町のイベントや熊本県のイベントにも出店させて頂きました。他の市町村の人とも交流することができ、意見の交換など、日々ぷらっとぎょくとうで何かできることは無いかと考えながら4年間過ごしてきました。
玉東町に来て、初めての地で知り合いも無く不安もありましたが、着任後すぐに役場の方の家に呼んでいただき歓迎会をしてくれたり、プライベートで釣りに誘って頂いたり、広報日記に渓流釣りの事を書いたら一緒に行こうと誘って頂いた町民の方など、人のやさしさを感じられる町だなと、今でも思っております。
最後になりますが、4年間本当にありがとうございました。玉東町役場の皆様やぷらっとぎょくとうを共に頑張ってきたスタッフの方など、私の活動が少しでも町の役にたったのであればうれしく思います。玉東町の皆さんが引き続き笑顔で過ごせるように、そしてこの町がますます発展することを心から願っています。
ありがとうございました。