文化 南阿蘇ビジターセンター 阿蘇野草園だより

●メボソムシクイ
野草園周辺には、秋に日本の北のほうから、子育てを終えてやって来ます。大きさはスズメよりやや小さく、羽は濃い目の黄緑、お腹は白い色です。野草園周辺で栄養を付けて、秋の終りに東南アジアに旅発つ渡り鳥です。名前のいわれは文字どおり、主食が昆虫やクモで「ムシクイ」、目が細く見えることから、上に「メボソ」が付きました。
ムシクイの類は容姿が似ていて判別がむずかしく、鳴き声で判別します。メボソムシクイの鳴き声は「ジジジジ…」という地味な鳴き声です。他のムシクイは低木やブッシュの中を動き回るのですが、メボソムシクイは高い木の上を行動することが多く、枝止まりの時間も短く、姿を見ることがむずかしい鳥です。

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