くらし 南阿蘇村より感謝を込めて 名誉村民第1号 チャーリー永谷さん

10月25日、南阿蘇村名誉村民称号推戴式が熊本県野外劇場アスペクタで行われました。チャーリー永谷さんは「カントリー・ゴールド」の創設者であり、村の文化振興と地域活性化に多大な貢献をされたことから、令和7年南阿蘇村議会(第2回臨時会)にて、第1号となる名誉村民に選定されています。
式典では、チャーリー永谷さんが「この名誉をいただけたことは、大変光栄であり、心から感謝しています。『カントリー・ゴールド』が31回にわたって続けられたのは、多くの人たちの支援とご協力のおかげです。音楽を通じて得た繋がりの大切さに感謝し、これからも歌い続けていく決意です」と謝辞を述べられました。
推戴式には村議会議員や関係者が出席し、太田村長がチャーリー永谷さんに名誉村民の称号と顕彰の記、記念品を贈呈しました。村長は式辞で「永谷さんはカントリー・ゴールドを通じて村民に誇りと勇気を与え、アスペクタや実行委員会と共に村の文化発展に大きく貢献されました。今後も村を温かく見守り続けてください」と述べられました。式にはチャーリー永谷さんのファンもお祝いに駆け付け、お祝いの言葉をかけられていました。

◆チャーリー永谷氏 プロフィール
1936年生まれ、熊本市在住。
本名:永谷正輝。
1989年に日本初の野外カントリー・ミュージック・フェスティバルとなる「カントリー・ゴールド」を立ち上げるなど、カントリー音楽の第一人者として活躍。

◇「カントリー・ゴールド」概要
チャーリー永谷さんが総合プロデュースし、熊本県野外劇場「アスペクタ」で行われる国内最大級のカントリー・ミュージック・フェスティバル。毎年10月第3日曜日に開催されることから、開催当日は「約束の日」と呼ばれ、この日になると、この音楽祭を心待ちにしているファンが全国から村に集結しました。毎年、ステージにはチャーリー永谷さんのバンドの他、本場アメリカのカントリー・ミュージシャンが来日し、会場を盛り上げてくれました。
2016年に発生した熊本地震で村が被災した際は開催が心配されましたが、イベントを継続させ、収益の一部は災害復旧や地域振興に寄付をしていただきました。
2019年10月20日開催の第31回を最後にカントリー・ゴールドは終了しましたが、復活を望む声は多く、2024年には「カントリーゴールド同窓会」が開かれました。