- 発行日 :
- 自治体名 : 大分県竹田市
- 広報紙名 : 広報たけた 2025年6月 NO.243
活動計画3本柱:
・よりよく生きる行動
・命を守る行動
・人とつながる行動
■地域活性化へ向けた5年間の歩み
竹田市初の地域運営組織として、地域活性化を目的に「コミュニティひろばi-meiji」が、令和2年9月に設立されました。設立の背景には、人口減少による役員選出の困難に加え、防災・高齢者支援など、新たな課題の対応が求められていたことがあります。こうした状況を踏まえ、地区内の各種組織を一本化し、「みんなで考え、みんなで話し、みんなで暮らす、新しいみんなの明治」をスローガンに掲げ、活動を開始しました。
■多世代を巻き込む「企画委員会」の設置
企画委員会は、i-meijiの事業や活動の企画・運営を担うチームです。組織内で「考える」役割を果たし、現在、正副会長や事務局を含む30代から70代までの男女約12人で構成されています。従来、事務局長に集中していた「考える」役割を、幅広い世代のメンバーで担うことで、多様な視点を取り入れています。
企画委員会のメンバーは、特定の役職や地域の代表として選ばれたわけではなく、若手女性を中心に役員が個別に声をかけ、集まったメンバーによって構成されています。企画委員会には、(1)新しいアイデアを企画・運営することができる。(2)世代や経験の異なるメンバーが交流し、学び合う場となる。(3)事務局が企画委員会のサポートに専念できることで、業務の効率化が図れる。など、さまざまなメリットがあります。このように企画委員会は、i-meijiの活動をより充実させるため、多角的な視点から企画を考え、運営を支える重要なチームとなっています。
■地域密着型の活動を展開
活動は、企画委員会を中心に進められ、市からの支援を受けながら運営されています。現在、地域の特色を活かした「生きがいサロン」を毎月2回独自開催し、身体と頭を使いながら楽しめる企画を提供しています。また、若者交流会として芋ほりや餅つきを通じて世代間交流を促進し、月1回の買い物支援を行うなど地域のつながりを深めています。広報活動では、広報誌の発行や公式SNSを活用して情報発信を行い、地域の魅力や活動を広く知らせています。さらに、新たな住宅団地での自治会設立をサポートし、住民同士のつながりを強めることで、地域コミュニティの活性化に貢献しています。
これまで5年間の活動は、令和2年度から令和6年度までの「地域計画書」に基づいて進められており、今後も地域のニーズに応じた事業を展開していく予定です。さらなる地域の活性化に向けて「コミュニティひろばi-meiji」は、地域住民の交流を促進し、友情の蛍や殉空の碑などを通じて地域外とのつながりも大事にしながら、より暮らしやすい明治地区の実現を目指して、活動の拡充を図っていきます。
■5か年計画書の更新
4月26日に開催された総会において、今後5年間にわたる第2期地域計画書が承認されました。本総会には土居市長も同席し、「この5年間の取り組みは、先進的でありモデル地域となっている。今後、地域運営組織を推進するうえで、重要な指針となる。引き続き、地域コミュニティの維持や住民自治の推進を全力で支援していきたい」と、今後の取り組みへの期待を寄せました。
問合せ:総合政策課
【電話】63-4801