子育て 南星中学校・平和実行委員会 南風原平和ガイド養成講座修了式

南星中学校の平和実行委員会では、これからの社会でどう平和を築いていくか自分事として考え、未来へ継承していくために南風原平和ガイド養成講座を受講し、南風原平和ガイド14期生として修了証を授与されました。

実施日:令和7年8月16日(土)
場所:南風原文化センター

■仲座 心海
戦争をよく知らない人にも分かりやすく伝えられるように、黄金森で起こった事などを丁寧に説明し、安全に気を付けながら案内したいです。そのために、ガイドの栞を覚え、聞き取り易い声で話し、難しい言葉の意味を理解する努力をします。

■北村 夢乃
平和や命の大切さは話だけでは伝わりにくいので、壕で当時を想像してもらえるようガイドとして手助けをしたいです。私は「どの年代にも分かりやすいガイド」を目指し、高校生から活動できるように努力します。

■仲間 彩音
実際にガイドをしてみて、戦争の悲惨さや沖縄戦の現実を十分に伝えられなかったと感じました。戦争を実感できる壕の中で、証言を通して考えてもらえるようなガイドを目指したいです。そのためにも、ガイドの経験を重ねて成長していきたいです。

■比嘉 愛未
ガイドをしてみると伝え忘れや配慮不足が多く、まだ大切な事ができていないと感じたので、先輩の意見を聞いて仲間とアドバイスをし合い、より正確で印象に残るガイドを目指します。講座後も沖縄戦や陸軍病院について学び続けたいです。

■玉城 佳奈美
他のガイドの方から学び、理想のガイドを目指して積極的に活動したいです。そして、戦争とは何かなどを知らない世代にも、その悲惨さや当時の人々の気持ち、体験者の思いをしっかり伝えられるガイドになりたいです。

■内間 珠愛
初めてガイドをやってみた時、練習よりもうまく伝えられなかったので、先輩ガイドから学び自分の言葉で伝えられるよう勉強し直したいです。戦争の恐ろしさや日常のありがたさを伝えられるガイドを目指します。

■松田 陽菜
私はまだ経験が浅いですが、先輩や仲間と協力しながら、20号壕や沖縄戦のことを自分の言葉で伝え、心に残るガイドを目指しています。多くの人にこの記憶を伝え続けられるよう、学びと反省を大切にしていきたいです。

■真喜志 夢実
戦争の記憶は時代とともに薄れていきます。だからこそ、私たち若い世代が20号壕のような戦争遺跡を通して伝えていくことが大切です。20号壕をただの遺跡ではなく平和の大切さを感じてもえらえる場所として案内し、その記憶を未来へ繋げたいです。

◎修了式の様子や生徒の詳しいコメントは、町魅力発信サイトで紹介しています。
※詳細は広報紙8ページのQRコードをご覧ください。

■先生・講師からのコメント
◇担当教諭:与那覇 秀俊先生
南風原町の戦争について学び、自分たちで考えながらガイド資格を目指す生徒たちの想いが、保久盛さん、玉城さん、太田さんの支援で実現しました。生徒たちの「自分の言葉で平和の大切さを伝えたい」という気持ちが多くの人に届くことを願っています。

◇與那嶺 律子校長
本校の平和実行委員会は、戦争や平和について学び、伝えたいという想いを持つ生徒たちが集まり積極的に活動しています。今年度は南風原平和ガイド養成講座を受講し、中学生ながらガイドの資格を取得しました。戦後80年を迎える今、彼らの活動はとても意義深く、誇らしいものです。今後も先輩から後輩へ想いをつなぎ、南風原町の語り部として平和の大切さを伝えていくことを期待しています。

◇講師:文化センター学芸員 保久盛・玉城
忙しい学校生活の中、みんなで時間をつくり、地域の戦跡を学び・伝えたいという熱意に感激しました。また、難しい講座内容を根気強く学び修了したことに、ぜひ自信を持ってください。そしてこれからも学び・伝える活動を発展させ続けて欲しいです。

◇南風原平和ガイドの会:会長 大城 逸子
平和実行委員会の活動に感動しました。忙しい中で学び続けた生徒たちと指導された与那覇先生に感謝します。講座を通して多くを学び、壕や周辺の場所を堂々とガイドする姿はとても頼もしかったです。平和を考える中学生たちと共に歩めることが楽しみです。南星中の皆さんWelcome。

◎10月12日(日)県主催のシンポジウムに登壇予定です。(広報紙20ページをご覧ください。)