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平和の尊さを学び、知った夏~広島平和記念式典に参加した20人の思い~(1)

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三重県伊勢市 クリエイティブ・コモンズ

8月6日、広島市で開催された平和記念式典に伊勢市内10校から20人が、中学生を代表して参加しました。前日には、平和記念公園で千羽鶴の献納や被爆証言講話の受講、資料館などの施設見学を行いました。
式典に参加した中学生の感想文(一部抜粋)を掲載します。
※全文は市のホームページに掲載します。

■伊勢宮川中学校
○小林 涼花さん
資料館の見学では、改めて命の重さを感じ、8月6日の惨状を忘れてはいけないと強く感じました。今回見てきたこと、聴いてきたことをしっかりと胸に刻み、友だち、家族、そして自分のまわりの人たちにこの経験を伝えていきたいと思います。

○辻 奈々花さん
「安らかに眠ってください過ちは繰返しませぬから」この言葉は慰霊碑に刻まれています。私たちがこれからも夢や希望を持ち続けられるよう戦争の怖さ、原爆の恐ろしさを一人でも多くの人に伝え、平和に暮らしていくためにはどうすべきかを考えていきたいと思います。

■厚生中学校
○笠井 崇成さん
現在、地球上に存在する核弾頭の数は推定12,520発と言われています。全ての核弾頭を一度に無くすことは不可能かもしれませんが、減らすという歩みを止めず進め続けていく必要があります。唯一の被爆国である日本の私たちが世界を誘導する必要があると思います。

○宮本 蓮嗣さん
被爆証言者である田中聰司さんの「原爆被害は昔話ではない」という言葉が心に刺さりました。原爆被害を受けたのは78年前。私は昔の話だと思っていました。田中さんの話を聴き、戦争の悲惨さと平和の尊さをつくづく感じました。

■城田中学校
○西口 遥果さん
原爆投下を止めることができなかったのかと悔やまれてなりません。何の罪もない子どもや、たくさんの人が一瞬にして命を落としたことは、とても怖く、悲しいことだと思います。同じ過ちは絶対犯してはいけないと思います。

○城山 ほまれさん
今回の広島訪問を通して、これから私たちがしていくことが明確にわかりました。それは被爆した人々の思いを受け継ぎ、次の世代に伝えることです。平和の尊さを忘れず、平和な世界にするために自分ができることを考えていきたいと思います。

■港中学校
○久住 亜ゐさん
原爆ドームを間近で見た時、全身に電気が走ったかのような大きな衝撃を受けました。テレビや本でしか見たことのない光景が目の前にあり、本当に原子爆弾が落ちたのだと改めて実感しました。原爆投下の際、「もしも自分がこの場に立っていたとしたら」と想像すると怖くてたまりませんでした。

○浪野 寧音さん
私たちが過ごしている今がどんなに平和なのか、資料館の見学や田中さんのお話を通して実感しました。田中さんが小学生の頃、皆が持って来た米などをクラスで分け合って食べたそうです。戦後のつらい生活の中でも、助け合いは人を幸せにできるものだと思いました。

■五十鈴中学校
○荻田 真菜さん
田中さんは、「平和がなければ夢も叶えられない」とおっしゃっていました。現代に生きる私たちは自由に進路を決め、自由に就職ができます。世界には、こういった自由が認められていない国もあります。戦争で悲しい思いをする人がいなくなるために、核の根絶が必要だと思います。

○奥野 梨羽さん
今年は過去最多111カ国あまりの政府関係者が式典に参加しました。世界各国の人々が広島に集まり、平和を祈る。心が熱くなりました。式典では、たくさんのスピーチがありました。共通していたことは、「核兵器廃絶」と「世界恒久平和」でした。平和を願う気持ちの強さを肌で感じました。

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