令和5年度「オレンジリボン・児童虐待防止推進キャンペーン」標語
あなたしか 気づいてないかも そのサイン
■児童虐待の現状
児童虐待に関する相談対応件数は増加傾向にあり、子どもの生命が奪われる重大な事件が発生するなど、深刻な状況が続いています。
全国の児童相談所における児童虐待相談対応件数は、令和2年度には初めて20万件を超え、令和4年度は219170件(速報値)となりました。また、三重県の児童虐待相談対応件数は2408件で、伊勢市は101件でした。
児童虐待は早急に解決すべき問題であり、子どもの「命」と「権利」、そしてその「未来」は社会全体で守らなければなりません。
■児童虐待とは
保護者(親または養育者)が、子どもに行う次の4つの行為を指します。
保護者が子どものことを思っての「しつけ」だと考えていても、子どもへの「体罰」や「暴言」は虐待です。
身体的虐待・・・殴る、蹴る、戸外に閉め出す など
ネグレクト・・・食事・衣服・住居が極端に不適切、学校・病院に行かせない など
性的虐待・・・子どもへの性的行為、性的行為を見せる など
心理的虐待・・・大声や言葉による脅かし、無視、きょうだい間での差別的扱い など
■児童虐待の背景
子育ては大変なことで、悩まない子育てはありません。
ストレスや不安が積み重なって、ささいなことがきっかけでつい子どもにあたってしまう。そこから、虐待が始まることがあります。子どもだけでなく、虐待をしてしまうその保護者もさまざまな思いで悩んでいます。
■子育て・家庭の相談
悩みを打ち明けられる人がいないと、非難されることを恐れて助けを求めず、不適切な親子関係が続いてしまいます。「助けて」のサインを発することで、見えなかった解決策に出会えるかもしれません。ひとりで抱え込まず、相談してください。
◆こども家庭相談
•こども家庭相談係(【電話】21-5709〔相談専用〕)〔MiraISE(ミライセ)内 健康福祉ステーション・7階〕
本紙右の二次元コードからLラインINEでも相談できます。
◆虐待の通告
•三重県南勢志摩児童相談所(【電話】27-5143)
•虐待対応ダイヤル(【電話】189)
24時間対応、匿名可・秘密厳守
◆緊急の場合
•伊勢警察署(【電話】20-0110)または110番
問い合わせ:福祉総合支援センター
【電話】21-5716【FAX】63-5420
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