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自治体の皆さまへ

特集 未来へ、つなぐ。思い、誇り、伝統を。(1)

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三重県伊勢市 クリエイティブ・コモンズ

■伊勢まつり-思いをつなぐ-
◇伊勢まつりのルーツに迫る
明治28年に始まった「伊勢おおまつり」がルーツとなっています。この「伊勢おおまつり」は、増加した各町の法要行事などを廃止統合し、現在の伊勢市の前身である宇治山田町全体のまつりとして誕生しました。地域の学校は休みか半日休みになるほど、市民全員で作り上げる盛大な市民まつりとなりました。
その後、平成19年まで続けられてきた「伊勢おおまつり」は、平成21年から現在の「伊勢まつり」へと生まれ変わりました。

◇地域最大級のおまつり
「伊勢まつり」は、子どもから大人まで市民の皆さんが「見て・参加して・楽しめる」伊勢志摩地域最大級のおまつりで、期間中に多くの来場者が訪れます。
今年は2日間で延べ約210団体が参加予定で、飲食・展示・体験などのブース出店や、パレード・踊り・太鼓などの演目披露などでまつりを盛り上げます。

■開催日時
10月12日(土)9:40~21:00
10月13日(日)9:40~17:00

■伊勢まつりへの思い
一之木青年部

◇団体の特徴・PR
一之木青年部は18歳〜45歳の男女で構成する活気のある団体で、昔からエンヤ曳の「走りの速さ」が有名です。
今回、お木曳車(きひきぐるま)の運行を行います。一之木町のお木曳車は簡素な飾り付けを良しとする伝統があります。

◇見どころ
今回はエンヤ曳はないですが、本木遣り・水揚木遣りの掛け声のもとで2本の綱を絡ませ合う「練り」に注目してほしいです。

◇意気込み
伊勢のお木曳行事が2年後に迫ってきており、一之木のお木曳車の運行を見て、「参加したい!」「興味を持った!」と感じるような運行を行いたいと思っています。

プログラムと交通規制については、6・7ページをご覧ください。

■初穂曳-誇りをつなぐ-
◇世界に誇れる精神性
初穂曳(はつほびき)では、稔(みの)りに感謝を込め、神宮へ奉曳(ほうえい)・奉納します。その年にとれたお初穂を奉曳車・初穂船に載せ、外宮・内宮へ力と心を合わせて曳(ひ)き込みます。

◇奉曳文化の継承
初穂曳は、神宮式年遷宮における伊勢の民俗行事である「お木曳(きひき)」「お白石持(しらいしもち)」を次へとつなげることを目的に、昭和47年から毎年行われています。

◇自然の恵みと稲作文化も次世代へ
平成2年から、伊勢神宮奉仕会青年部の活動の一環として、初穂曳で奉曳・奉納するお初穂を育てる活動(田植え・稲刈りなど)を行っています。この活動には、次世代を担う子どもたちも参加し、稲作を通して、収穫の喜びや苦労を実感することで、昔から変わることのない日本の営みや自然の恵みへの感謝の心を子どもたちに継承しています。

◇体験を通じて
稲刈り自体を初めて経験しました。自分の口に届くまでに、こんなに大変なことがあるというのが分かり、稲刈りを通じて生産者の苦労などがイメージできるようになりました。普段何気なく食べていたお米ですが、感謝の気持ちが芽生えました。
(皇學館高等学校CLL活動同好会)

■外宮領 陸曳(おかびき)
10月15日(火) 9:00~12:00ごろ
場所:高柳商店街(今社付近)~外宮
実施団体:伊勢神宮奉仕会青年部
※外宮領全団(町)協力

■内宮領 川曳(かわびき)
10月16日(水) 10:00~15:00ごろ
場所:五十鈴川浦田橋付近~内宮
実施団体:二見町連合奉献団
※内宮領全団(町)協力

問合せ:伊勢神宮奉仕会事務局
【電話】25-5154【FAX】63-5339

■お木曳-伝統をつなぐ-
◇受け継がれる伝統
お木曳(きひき)は、神宮式年遷宮のための御用材(ごようざい)(御遷宮で使用する木)を奉曳する伊勢の民俗行事です。奉曳車やさまざまな様式に各団独特の伝統が今日まで受け継がれており、伊勢のまちが最も盛り上がる行事の一つです。

◇歴史は古く550年以上を遡(さかのぼ)る
もともとは、神宮の社殿を造る御用材を宮域内へ運び入れる作業(労役奉仕)が、祭礼化したものです。奉曳車・そりに大きな御用材を載せて、木遣りや「エンヤ!」の掛け声など、大勢で力を合わせて綱を曳きます。
前回は、伊勢市・二見町・小俣町・御薗村が合併して初めてのお木曳で、平成18年・19年の2年間で約13万人が参加し、大いに盛り上がりました。

第一次:とき…令和8年
第二次:とき…令和9年

問合せ:伊勢御遷宮委員会事務局
【電話】25-5215【FAX】63-5339

■令和のお木曳
広報いせでは、令和6年6月1日号から毎月1日号にシリーズ記事「令和のお木曳」を掲載しています。ぜひ、ご覧ください。
※10月1日号での掲載はありません。

伊勢のまちも、これから「お木曳行事」や「お白石持行事」などに向け、本格的に準備が進んでいくこととなります。各団においても、これまで脈々と受け継がれてきた技術や伝統を、さらに次世代へ継承することにより、伊勢のまちの絆がより一層、強くなることを期待しています。力と思いを結集し、まち全体で取り組んでいきましょう。
伊勢市長 鈴木 健一

問合せ:市民交流課内・伊勢まつり実行委員会事務局
【電話】21-5549【FAX】21-5522

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