「誰かの役に立ちたい」、「笑顔あふれるまちにしたい」、「明るい未来のために何かしたい」―。
そんな思いを持った仲間が集まり、主体的・自律的に行う「市民活動」をご存じですか?
新型コロナウイルス感染症の活動制限が無くなり、市民活動を行う団体も以前のようにイベントなどを実施できるようになりました。
今号の特集では、いせ市民活動センターを利用して、子どもたちの未来のために熱い思いをもって活動している皆さんに、日々の活動や思いをお聞きしました。また、同センターによるサポート内容も紹介しています。
未来に向けて、同じ思いをもった仲間と共に一歩を踏み出してみませんか。
■紙芝居ピッポの会
紙芝居×文化
紙芝居ならではの「共感」を広めたい
日本独自の文化である紙芝居の素晴らしい「共感」の世界を学び、深めることで演じる楽しさを広げたいと、2002年5月に発足した「紙芝居ピッポの会」。20代から80代の会員28名が在籍し、昼の部、夜の部に別れて活動しています。
月に一度の例会で会員同士の学びを深め合い、図書館などで、おはなし会や老人ホームでのボランティアなど実践の場で生かしています。また、さらに深く理論的に学ぶ機会として、年に一度講師を招いて「紙芝居講座」を開催。会員以外も多く参加しています。
作家の思いの詰まった作品の奥底にある「光の源」、演じ手と観客、観客相互の作品世界への「共感」。そんな紙芝居の素敵(すてき)な「秘密」を、仲間同士、刺激を受け合いながら、楽しく学んでいます。
問合せ:紙芝居ピッポの会事務局
【電話】22-4317
■チーム伊勢
プログラミング×体験
デジタル工作の楽しさを伝えたい
2016年12月1日に伊勢市周辺の電子工作好きな人たちで結成したボランティア団体「チーム伊勢」。
今、話題のプログラミングやデジタル工作を子どもたちに楽しく体験してもらえるイベントを行っています。
市内の小学校や、いせトピアなどで、パソコンやスマホを使わずに、子どもパソコン「イチゴジャム」やメンバーが製作した教材でゲームを作って学んでいます。
子どもたちが、デジタル技術やプログラミングに親しむきっかけになる活動を続けていきたいと考えています。ご希望があれば少人数でも体験会を行います。
ユニークな電子工作やコンピュータプログラムを使った作品を展示する「伊勢ギーク・フェア」を毎年開催し、県内外から個性的な作品を作る人が伊勢に集まります。メンバーを募集していますので、関心のある方はご連絡ください。
問合せ:山﨑さん
【電話】090-2180-3708
■なかよしこどもクッキング講座
料理教室×健康促進
料理を通して子どもを応援していきたい
「なかよしこどもクッキング講座」では、発育期の子どもの健康づくりを目的として、友だちと仲良く、助け合い、楽しく料理しており、子どもに合ったお菓子作りもしています。
親子で一緒に作る料理は、子どもの意欲を引き出して好き嫌いを防ぎ、親子の触れ合いも深まっていきます。子どもは、混ぜる・練るなどの工程が大好きで、積極的に料理へ参加するようになります。
これからも、子どもの元気な心と体作りを応援するため、努力していきたいと思います。
料理をする際は、安全に十分な配慮をしており、使用する器具は、子どもでも安全に使用することができる電子レンジ・ホットプレート・フードプロセッサーなどで、便利さや、後片付けのしやすさなども学んでいきます。
問合せ:平塚さん(栄養士)
【電話】090-4447-6831
■皇學館大学レクリエーション部
レクリエーション×繋(つな)がり
ボランティア活動を通し地域との繋がりを深める
「レクリエーションを通して子どもや地域と繋がる」ことを理念に活動している「皇學館大学レクリエーション部」。部員数は60人を超え、日々の活動や、ボランティア活動に楽しく取り組んでいます。
主な活動としては、皇學館大学の体育館で、市内の小学生と体を動かすレクリエーションを実施したり、月に2度、修道小学校の体育館で小学生とドッジボールや鬼ごっこをして遊ぶ「お兄さんお姉さんとのふれあい教室」などを実施したりしています。
ボランティアの依頼は年間60件以上あり、子どもや地域の皆さんとの繋がりを大切にして取り組んでいます。これからも、新たな経験を重ね「楽しく・マイペースで・継続的に」活動を続けていきます。
私たちの活動はホームページ・インスタグラムで発信しています
問合せ:
いせ市民活動センター【電話】20-4385【FAX】20-4386
市民交流課【電話】21-5549【FAX】21-5522
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