市役所では、市民の皆さんの生活に深く関わる仕事を行っています。その仕事を円滑に進めるため、さまざまな部署があり、各部署で職員が担当の業務を行っています。
伊勢市役所では、令和6年4月1日現在で、消防や病院を含め1,527人(正規職員)の職員が働いています。
事務職をはじめ、さまざまな職種がありますが、どのような仕事を行っているかご存じでしょうか?今回は皆さんに市役所の仕事を身近に感じてもらうため、事務職、保育士、保健師、土木技術職の若手職員が、その思いとともに仕事について紹介します!
職種別職員割合
■いろいろな分野の仕事から、4つの職種に携わる職員の思いを紹介します!
◆Interview 01 事務職
2015年入庁 情報戦略局 広報広聴課 奥野さん
◇情報が伝わったと実感できることが、やりがいにつながっています
広報いせの特集記事やケーブルテレビの行政放送などを担当しています。情報を分かりやすく、正しく伝えることの難しさや責任を感じますが、完成したものに対し、市民の方から「良かったよ」と言ってもらえたときはうれしいですね。行政のカタい情報をどのように分かりやすくお伝えするか、日々探求していますが、このように情報が「伝わった」と実感できることが大きなやりがいにつながっています。
◇何気ない会話からアイデアが生まれる!周りをうまく巻き込み、より良い仕事につなげる
仕事で行き詰まりそうなときは、一人で抱え込まずに周りに頼ることを意識しています。相談をすると一緒になって考えてくれますし、解決に向けた意見を出してくれます。周りをうまく巻き込むことでより良い仕事につながると思いますし、何気ない話の中からアイデアが生まれることもあるため、会話を大切にしています。
◆Interview 02 保育士
2015年入庁 しごうこども園 松村さん
◇昨日できなかったことが今日できた!
子どもたちの成長を間近で見られる喜びがあります
子どもが好きで、保育士を目指しました。今年度は1歳児クラスの担任をしていて、一人一人と丁寧に向き合うという姿勢で関わっています。仕事は、食事や排せつなど生活習慣の自立への関わりや、遊びを通して社会性を育むといった保育のほか、行事や子どもたちが工作する題材の準備などがあります。行事を終えた後や、一年を振り返った時に、ぐっと成長した子どもたちの姿を見られるのがこの仕事の魅力です。
◇大事にしているのはコミュニケーション。他の先生たちの経験談も参考にできる
保護者の方とは、送り迎えのときや連絡ノートの中で、園での様子を伝えたり、子育てへの不安や悩みを聞いたり、こまめにコミュニケーションを取って子どもを一緒に育てていくことを意識しています。私自身が仕事で悩んだ時には、先輩にすぐ相談するようにしています。定期的に異動があるので、たくさんの先生と出会え、保育の経験や工夫を学べるのも魅力です。
◆Interview 03 保健師
2016年入庁 健康福祉部 健康課 牧さん
◇幅広い年代の健康課題にアプローチ。心の距離が近い仕事です
保健師は妊婦から高齢者まで幅広い年代の健康課題にアプローチする仕事です。私は、母子健康手帳の発行やお子さんの健康診査、子育ての相談など、母子の健康に関することを担当しています。お子さんが生まれたお家(うち)に訪問して、保護者の方と成長を確認したり相談を受けたりして、一緒にお子さんの成長を見守っています。そのように、市民の方と近い距離感で関わることが保健師ならではの魅力です。
◇相手の価値観や気持ちに寄り添って、不安を和らげる
一番大切にしていることは相手の価値観や気持ちに寄り添うことです。育児への不安について、何度か電話相談を受けた方に「一度お家でお話しませんか」と提案したことがありました。ご自宅でじっくりお話をすることで、リラックスして話される様子を見て、不安を少しでも和らげることができたと感じました。この瞬間が保健師をやっていて良かったと感じるときです。
◆Interview 04 土木技術職
2018年入庁 都市整備部 基盤整備課 中西さん
◇形に残り、地図に載る。地元貢献ができ、大きな達成感を味わえる
道路や公園の整備を担当しており、工事の設計や発注、経費の積算などの仕事をしています。地図に載ることや形に残ることに魅力を感じ入庁しましたが、完成までには想像以上に調整業務が多いことに驚きました。調整に苦労することもありますが、やっぱり自分が関わった道路や公園が利用されているところを見ると、達成感がありやりがいを感じます。「地元貢献」できるのが市役所で働く魅力だと思います。
◇職員と市民の両方の視点をバランスよく持って仕事に取り組む
公務員という公平な立場でありつつも、利用者の立場で考えることを大切にしています。市営大仏山公園のリニューアル工事では、地元の小学生のアイデアを取り入れ、また、子どもたちが公園づくりに触れて実感してもらうために工事見学会を行いました。公園づくりを通じて、子どもたちが土木の仕事に興味を持ってもらえたことは、公園が利用されることと同じくらいうれしかったですね。
問合せ:職員課
【電話】21-5505【FAX】21-5522
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