伊勢市の郷土食である伊勢うどん。
伊勢うどんと言えば、太くてやわらかい麺に、たまりしょうゆをベースにした少量のタレがかかっているのが特徴です。
そんな伊勢地域の独特なうどんの深い歴史や、子どもからお年寄りまで広く愛されるおいしさのヒミツについてご紹介します!
■Interview
伊勢うどんの麺作りに込める思いを聞いてみました!
山口製麺 山口さん
◇いつも同じおいしさを
先々代である祖父の「手間暇をかけないとおいしくない」という言葉を大切にしています。季節や湿度・素材の味の変化などにより、配合を変えることで味を守っています。
◇これからの伊勢うどん
作詞家の永六輔さんが気に入り広めたことや、平成6年に伊勢でまつり博が開催されたことをきっかけに認知度が高まり、多くの人に伊勢うどんが楽しまれるようになったと思います。全国にはたくさんの種類のうどんがありますが、それぞれその土地になじみ広まったものだと思います。伊勢うどんも伊勢の土地柄だからこそ親しまれてきたものだと思うので、いろんな楽しみ方をしてほしいですね。
■職人がおすすめするトッピングやタレを活用したアレンジレシピものっているよ
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■伊勢うどんができるまで
01 麺のヒミツ
麺の基準
※伊勢うどん協議会より
麺の太さは縦横計6ミリ以上のもの
みなみ製麺さんに聞きました!
伊勢うどんの特徴である太い麺にするために、普通のうどんよりしっかりとした生地を作ります。そのため、生地を練る時間も通常より、3倍以上かけています。
1時間以上かけてゆでることで、もちっとやわらかい麺が出来上がります。ただやわらかいだけでなく、持ち上げても切れずに歯にもちっとした食感が少し残る程度の「硬さ」と「コシ」がおいしさの秘訣(ひけつ)です。
02 タレのヒミツ
タレにはこんな素材が使われています!
・たまりしょうゆ
・かつお節
・みりん
・砂糖
マルキ商会さんに聞きました!
素材の種類や配合などは店舗ごとに違い、こだわりがあるので、食べ比べてみるのも楽しいかも。
伊勢うどんを初めて食べる人の中には、黒いタレにびっくりする人もいるそうです!
03 おいしく調理
たっぷりのお湯でゆでます。やわらかいのであまりかき混ぜないのがコツ。麺の表面がうっすら透き通ってきたら完成です。
おいしい伊勢うどんの出来上がり!
ちとせさんに聞きました!
伊勢うどんを食べるときは、少しだけタレを絡めるもよし、しっかりと絡めるもよし、どちらでもおいしく食べられます!
市内には伊勢うどんを食べられるお店がたくさんあります。
下の二次元コードから伊勢うどん協議会の登録店情報をご覧いただけます。
伊勢うどん協議会ホームページ
※二次元コードは本紙またはPDF版をご覧下さい。
問合せ:文化政策課
【電話】22-7885【FAX】21-0424
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