■公明党
◇富田真由美 議員
Q 音声コードの導入を
視覚障がいの手帳を持っている人のうち、点字を読める人はわずか1割で、他の疾病や高齢化などで文字を読みづらい人は160万人いるとされる。情報取得の支援として公的な通知文書に音声コードを用いてはどうか。
A より良い手段を検討
音声コードには、専用の装置が必要なSPコードとスマートフォンなどに対応したユニボイスの2種類がある。令和5年8月時点で全国402の自治体、県内5市1町が導入しており、調査・研究を進め、より良い情報提供の手段を検討する。
■自由クラブ
◇山下登 議員
Q ひきこもり支援について
社会問題となっているひきこもりについて、本市の支援体制、対応を問う。
A 支援体制強化が重要
ひきこもりを含め、世代や制度別ではない困りごとについては、各部署やまちの保健室、エリアディレクターなどが相談に応じ、当事者や家族の希望があれば訪問での相談も実施している。ひきこもりに関する相談は、単独ではなく複合課題での接点からつながってくることが多い傾向にあるため、多機関・多分野の連携による支援体制強化が重要と考えている。
■自由クラブ
◇木平秀喜 議員
Q 固定資産税に関する対応
固定資産税が前年度比の半額となったにも関わらず、明確な理由説明がなく、過納に関する謝罪も還付もなされていないのはなぜか。これが名張市の市民に対する対応なのか。
A 個別案件の説明は窓口で
地方税法上の守秘義務があり、個別の案件について回答はできないが、納税通知書で課税の根拠などを説明しており、問い合わせがあれば、窓口できちんと説明させていただいている。見解の違いで様々な事案があり、一概に全てが行政側の誤りを理由に還付をしている訳ではない。
■清風クラブ
◇小林勝 議員
Q かわまちづくりについて
名張かわまちづくり一体型浸水対策事業第2.期における朝日町潜水橋とその周辺の竹林の保存について市の考えを問う。
A 今後も検討を行う
名張まちづくり協議会内に河川改修委員会が設置されており、そこでの意見や要望を踏まえて木津川上流河川事務所とともに検討を行う予定である。朝日町潜水橋については、現状のまま残すことに決まっているが、竹林の保存については、治水上全てを残すことは難しいため、一部を残すなど、潜水橋に近い箇所を保存する形で検討する。
■喜働
◇幸松孝太郎 議員
Q デマンド運行の検討状況
本年3月の一般質問において、「ナッキー号は病院や商業施設の乗り入れに努め、あららぎ号はデマンドによる運行等の見直しに努める」と回答された。高齢者が外出しやすいデマンド運行の導入に向けた検討状況を問う。
A 早期に実証実験に取り組む
ナッキー号のマックスバリュ名張店や寺田病院への乗り入れ、あららぎ号の寺田病院への乗り入れについて、今秋からの運行開始に向け調整をしている。コミュニティバスのデマンド運行は、地域の意向も踏まえ、デマンド化の実効性を確認する実証実験に早期に取り組む。
■自由クラブ
◇柏 元三 議員
Q くじ引き入札の是非
本市の入札では、入札に参加した事業者の多くが同額となり、くじ引きで決まることが多い。最低制限価格を教えているからだ。以前よりくじ引き入札が常態化しているが、これは公正な状態といえるか。
A これほど公正な状態はない
これほど公正な状態はない。品質の確保や労務単価の維持、下請けの保護などの条件下で、予定価格と設計金額を同一にして公表し、最低制限価格を設けている。本市からは様々な情報を提供し、事業者側も計算ソフトなどを使用するため、このような結果になる。
■喜働
◇足立淑絵 議員
Q 移動手段の現状と課題
市街地循環型コミュニティバス「ナッキー号」や交通不便地域を走る地域コミュニティバス、福祉バスの現状と課題は。
A 総合的な視点で検討する
人口減少や高齢化、コロナ禍の影響、大型商業施設の撤退により、利用者数は減少傾向にある。それぞれ1便あたり「ナッキー号」は31・6人、地域コミュニティバスは1・1人から3・1人である。福祉バスは1便あたり8・5人であり、一人あたりのコストは3800円となる。費用対効果や利用者ニーズ、地域の実情を踏まえ、移動手段の確保に向け総合的な視点で検討していく。
■公明党
◇吉住美智子 議員
Q おたふくかぜワクチン
みえ子ども・子育て応援総合補助金を活用し、任意となっているおたふくかぜ予防ワクチン接種の費用助成に係る補正予算が計上されている。その内容を問う。
A 接種費用を一部助成
おたふくかぜは一度の接種で発症率が88%下がるが、任意接種のため、現在は保護者が全額費用を負担している。10月1日から、1歳以上4歳未満の子ども一人につき1回のみ2500円を助成する。病院の窓口で費用全額を支払った後、市の窓口で還付の手続きをしていただく。詳細については、子育てLINEなどで周知する。
■喜働
◇川合滋 議員
Q 各種競技場の整備状況
本市では三重国体のレガシーを活用したホッケー、弓道、ターゲットバードゴルフの大会を予定している。各種競技場の整備状況を問う。
A 財源を確保し取り組みたい
レガシーを活用したみえのスポーツ支援事業補助金を活用し、弓道場を含めた武道交流館いきいきなどを整備することを想定し、予算計上している。ただし、弓道場の床の改修については規模が大きく、多額な費用が必要であるため、有利な財源を確保し、早急に整備していきたい。他の競技場についても各種団体と協議しながら進めていく。
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