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自治体の皆さまへ

じもと再発見 なばりじまん

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三重県名張市

■甘さぶっ飛び!空中スイカ
地上2メートルから吊るして栽培される「空中スイカ」を皆さんご存知ですか?市内の「風農園」で丹精込めて育てられています。この「空中栽培」により、葉っぱにたくさんの日光が当たり、病気にもなりにくいという利点があります。また、1株に1玉だけ育てるので栄養がギュッと詰まっています。
苗は、約1メートルの高さにある「隔離ベッド」と呼ばれるプランターで育てられます。土地の影響が少なく、生産者が描く理想の土や肥料を追求できるのが特長です。田上さんによると、全国でも、ここだけの珍しい栽培方法だと言います。
こだわって栽培されたスイカは、とっても甘くて抜群の食感。それに、「ピノ・ガール」という品種は、食べられるほどの小さな種で、皮も薄く、皮ギリギリまできれいに食べる人が続出しているんですって。
これまで、夏と冬の年2回栽培されてきましたが、今年から春の栽培も開始。周年栽培に挑戦中です。「スイカは夏のもの」と思う人が多いかもしれませんが、冬や春は日照時間が短い一方で、栽培期間が長く、ゆっくり育つため、よりおいしくなるそう。生産者のこだわりが、新しいおいしさを生み出しています。

■「質」にこだわり一つ一つ丁寧に栽培
栽培方法のほか、水や肥料、ハウスの温度など、試行錯誤の繰り返しですが、毎年「去年よりもいいものを」という思いで励んでいます。
周年栽培に向け実施したクラウドファンディングでは多くのご支援をいただきました。皆さんの声にこたえられるように、しっかりと技術を身につけたい。そして、贈られた人はもちろん、贈った人も喜んでくれる高品質なものを作り続けたいですね。
▽語るひと
田上(たがみ)堅一さん
風農園 代表

完熟した最もおいしいタイミングで収穫し、夏スイカは6月頃、冬スイカは11月頃に販売。ひとつひとつ糖度を計測し、12.5度以上のものだけを贈答用のスイカとして出荷。一般的なスイカは11度ぐらいなので、かなり甘いスイカが味わえます。

広報なばり8月号の「なばりじまん」で、雪岡理道さんの役職を「青蓮寺湖ぶどう組合副組合長」と記載していましたが、誤りでした。お詫びします。

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