-毎月22日は「人権を確かめ合う日」です-
■「U=U 知ることから、もう一度。12月1日は世界エイズデー。」
12月1日は世界エイズデーです。世界的なエイズのまん延防止と、HIV感染者やエイズ患者に対する差別・偏見の解消を目的に制定され、毎年12月1日が近づくと、世界各国でエイズに関する啓発活動が行われます。
HIV(ヒト免疫不全ウイルス)に感染すると、徐々に免疫機能が低下し、健康な状態ではかからないさまざまな病気にかかりやすくなります。この状態をエイズといいます。HIVの感染力は弱く、性行為以外では日常生活でうつる心配はありません。
医療の進歩により、HIVに感染しても、早期の発見・治療でエイズの発症を防ぎ、HIVに感染していない人と同等の生活を送ることができるようになりました。近年では、治療を続け、血液中のウイルス量が検出限界値未満(Undetectable)に抑えられているHIV陽性者からは、性行為によってHIV感染しない(Untransmittable)ことも確認され、略して「U=U」と呼ばれています。
こうしたエイズに関する状況の変化が正しく伝わっていないことが、差別や偏見を招く要因の一つにもなっています。実際、国内では、仕事の採用を取り消されたり医療機関で診療を拒否されるなどの差別的な対応を受けたという報告があります。
本市では、正しい知識の普及啓発のため、街頭キャンペーンや学生への出前講座などを行っています。「U=U」を知ることを契機に、改めてHIV/エイズのことを皆で考え、差別や偏見をなくしていきましょう。
「U=U」:「ユー・イコール・ユー」
問い合わせ先:保健予防課
【電話】352-0595【FAX】351-3304
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