誰でも情報発信ができ、情報があふれている現代社会は、不確かな情報があふれています。私たちに必要なメディア・リテラシーのひとつは、メディア(SNS・テレビ・日常会話など)から得られるさまざまな情報から、信頼できる情報を選別する力です。
■メディア・リテラシーはなぜ必要?
メディア・リテラシーは、私たちの人権を守るためにも欠かせません。安易に情報を信じて行動したり、拡散したりすることは、誰かを傷つけ、時には命を奪うことにつながります。しかし、情報を吟味することで、差別や偏見を見抜き、明るく住みよい社会を築くことができます。
(1)不確かな情報が拡散
「Aさんがあなたの悪口を言っていたらしいよ!」
「ひどい!そんな人だったなんて!悲しいな…」
(2)さらに拡散
「Aさんが私の悪口を言っているらしいから、関わるのをやめよう。」
(3)人権が守られない
「友達の悪口を言ったという噂が広まっている。どうしよう。」
・差別
・いじめ
・偏見
・誹謗中傷
■情報の信頼性や出どころを確かめましょう
(1)不確かな情報を疑う
「Aさんがあなたの悪口を言っていたらしいよ!」
「本当に言っていたの?それをどこで聞いたの?」
(2)立ち止まって考える
「何か誤解があったのかもしれないし、一度Aさんと話してみよう。」
(3)人権が守られる
「やっぱり誤解があったんだ。聞いたことを鵜呑みにしなくてよかった。情報が本当かを確かめることは大事だね。」
誰もが意見・感情を表明する権利はありますが、その権利は他の個人の人権が尊重されて初めて保障されます。正しい情報であっても、誰かを傷つける可能性はないか、立ち止まって考えましょう。
また、間違った情報や人を傷つける情報を発信することは、意図しなくても差別を助長することになります。不確かな情報、そして人を傷つけるかもしれない情報は、拡散しないことが大切です。
■すべての人の人権が尊重される社会の実現に向け、人権について考えてみましょう。
▽じんけんフェスタ2024
日時:12月8日(日)9:30~16:00
場所:文化会館
内容:人権に関する公演や展示、市内福祉団体による物品販売があります。人形劇団むすび座による人形劇などもあり、子どもから大人まで楽しめます。ぜひご参加ください。
▽[注目]人権週間記念公演「誰にでも輝ける場所がある」
義足のダンサー大前光市さんによるトークandパフォーマンス
日時:13:30~15:30(13:00開場)
場所:文化会館第1ホール
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人権センター【電話】354-8609【FAX】354-8611
人権・同和教育課【電話】354-8253【FAX】354-8308
人権・同和政策課【電話】354-8293【FAX】354-8611
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