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自治体の皆さまへ

まちの家計簿 報告します!(2)

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三重県四日市市

■借金は減少 貯蓄は増加
▽市の借金(全会計市債残高)の推移
学校や道路など、長く使うものを作る場合は、世代間の公平性を確保するため、国や銀行などからお金を借りています。
過去に発行した市債(借金)を順次償還するとともに、新たな市債発行の抑制に努めました。
将来の負担を見据えて、計画的に市債残高を減らしています。

(借金は63億円減少しています)

▽市の貯蓄(財政調整基金)の推移
災害などの不測の事態や景気変動による減収に備えるため、貯金(財政調整基金)の確保に努めています。
令和4年度は、新型コロナウイルス感染症の影響により落ち込んだ地域経済の回復を図るため、プレミアム付デジタル商品券の発行などで取り崩しましたが、前年度決算の剰余金などを積み立て、残高を確保しました。

(貯金は142億円確保しました)

■他都市と比べても良好-普通会計の財政指標-
本市の令和4年度普通会計決算における財政指標を、地方財政白書などに基づき、令和3年度の中核市や施行時特例市の平均値と比較しました。
※普通会計…他都市間との比較などができるようにした会計で、本市では一般会計に特別会計の土地区画整理事業、公共用地取得事業分を合算したもの

※1 将来負担すべき負債の財政規模に対する比率
※2 人件費など毎年経常的に支出する経費に、一般財源がどの程度費やされているかを求めた割合。数値が低いほど財政に弾力性がある
※3 財政調整基金や普通会計の特定目的基金などの合計

▽公共施設の大量更新問題
本市では、高度経済成長期以降に大量に建設された公共施設などが老朽化によって、十数年後から一斉に更新の時期を迎え、多額の財政負担が見込まれています。
将来にわたり健全かつ持続可能な財政運営を目指して、平成30年度に「アセットマネジメント(資産管理)基金」を設置し、小・中学校などの更新費用の将来推計に基づく積立目標額200億円に向けた計画的な積立を行っています。
本市の令和4年度普通会計決算における財政指標を、地方財政白書などに基づき、令和3年度の中核市や施行時特例市の平均値と比較しました。

日本全体の高齢化は2040年頃にピークを迎え、本市の公共施設の建て替えピークと時期が重なる見通しです。
市税収入が好調に推移している今こそ、できる限り基金の積み立てや市債残高の削減に努め、財政面から将来に備える必要があります。

▽アセットマネジメント基金

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