=毎月22日は「人権を確かめ合う日」です=
■「メディア・リテラシーと人権」
昨今、インターネットを通じた人権侵害が社会問題となっています。中には、インターネットで得られる情報が正しいかどうかを確かめず、誤った情報をそのまま広め、結果として人を傷つけている事例があります。
そこで本市では、市内の公立小・中学校で、メディア・リテラシーと人権について考える授業を行っています。メディア・リテラシーとは、インターネットなどのメディアが発信した情報をそのまま受け取るのではなく、自らの判断で主体的に読み解き、活用する力です。実は、メディアという言葉には日常会話も含まれています。他者との関係の中でやりとりされる情報についても、一度立ち止まり判断する力を高めることを目的にしています。
授業では、発信者に悪意があるかどうかに関係なく、誤った情報を信じ、広めてしまうことで人を傷つけてしまうことや、なぜ情報を信じ、広めてしまったかについても考えます。あわせて、現実の世界で、周りの人から自分が認められていないと感じる、不安を相談できる身近な人がいないなど、普段の生活の人間関係が影響しているという視点でも話し合います。身近な人々のことを知り、尊重しあう関係を築くことの大切さを伝えることで、自他の人権を守る行動につなげていきます。
多くの情報があふれている現代では、メディア・リテラシーが欠かせません。一人ひとりが、自他の人権が守られているのかという視点を持ち、情報を読み解き、活用していきましょう。
問い合わせ先:人権・同和教育課
【電話】354-8253【FAX】354-8308
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