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人権のひろば~人権・同和教育シリーズ~

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三重県四日市市

-毎月22日は「人権を確かめ合う日」です-

■レジリエンス「しなやかに受け止めて、立ち直る力」
相田みつをの「受身」という詩をご存じでしょうか。一部紹介します。
『柔道では 初めに負け方を教える/しかも、本腰を入れて 負けることを教える/その代り/ころんでもすぐ起き上がる 負けてもすぐ立ち直る/それが受身の極意』(相田みつを著「本気」(文化出版局刊)より)
できることなら、何の失敗もない人生を歩みたいものですが、人生には避けられない困難や失敗がつきものです。そこで、柔道の受け身のように、つまずきや失敗をしなやかに受け止めて、立ち直る力が注目されています。この力を「レジリエンス」と言います。
レジリエンスは特別な活動で身に付けるのではなく、自分や他者を大切にする、感情をコントロールする、目標をクリアするといった経験を通して、結果的に育まれるものです。そして、子どものレジリエンスを育むには、大人からの信頼が不可欠です。
子どもが何かに挑戦するとき、大人が必要以上に手助けをすることがあります。助けてあげないとできないのではないかと考えて、失敗しないように手を貸してしまうのでしょう。しかし、これは挑戦したり立ち直ったりする機会を奪うことにつながります。「きっとできる」「失敗しても再チャレンジする」と信じて見守ること、何度でもチャンスを与えること、子どもが本当に困ったときに助けを求められるように関心を持ち続けること、こういった関わりが本当の信頼であり、子どものレジリエンスを育むことにつながります。
子どもと関わる際、レジリエンスの視点を取り入れてみてはいかがでしょうか。

問い合わせ先:教育委員会 指導課
【電話】354-8256【FAX】354-8475

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