■第3次尾鷲市健康増進計画(令和6~10年度)における取り組み
~身体活動・運動について~
[目指す姿]
自分に合った運動習慣を身につけ、継続できている人が増える。
市では、気候がよく快適に過ごしやすいこの時期に、運動習慣についての普及啓発を行っています。
◇運動習慣のある人は、半分以下
令和5年度に市で実施したアンケート調査では、週に1~2回以上の運動を実践している人の割合は44.2%という結果でした。
また、1日の平均歩数は「約3千歩(1.5km)未満」の人が最も多くなっており、「1万歩以上」の人は、4.2%と全国平均と比べても少なくなっています。
◇ウォーキングの効果
運動を習慣化するために、「いつでも」「どこでも」「すぐに」始めることができるウォーキングは、生活に取り入れやすい運動で、高血圧の改善や動脈硬化の予防、肥満の解消などの効果があると言われています。例えば、体重70kgの男性が普通に10分歩いた場合に25kcal、早歩きの場合には35kcalのエネルギーを消費するため、脂肪を1年で1.9kg減らすことができます。
さらに、脳の血流が良くなることで、交感神経より副交感神経が活発になり、心身がリラックスした状態にもなります。
◇理想的なウォーキングのポイント
せっかくウォーキングをするのであれば、ただ歩くだけでは効果が得られにくくなることがあるので、歩き方を意識することが大切です。
(1)顔は下げずに、目線だけ少し先を見る。
(2)頭は上から引き上げられるように意識し、姿勢を正す。
(3)つま先で地面を押し、かかとから着地する。
(4)歩幅はいつもより少し広めにとる。
◇習慣化するコツ
「さあ、今日から毎日歩くぞ!」と意気込んで始めたものの、三日坊主で終わってしまったことはありませんか。せっかく始めるのであれば、継続して生活の中に自然に取り込まれていくことが大切です。
(1)生活習慣を大きく変えない
ウォーキングは、一度に長い距離を歩かなくても大丈夫です。すきま時間を使ったり、いつも歩いている道を少し遠回りしたりするなど、生活を大きく変化させないようにしましょう。
(2)頑張りを「見える化」する
歩いた歩数や距離、時間など、成果が分かるとモチベーションが保ちやすくなります。スマートフォンや万歩計で記録をするなど、工夫してみましょう。
(3)仲間を増やす
1人で黙々と歩くより、家族や仲間を誘って楽しみながら、また、励まし合いながら行うと、継続しやすくなります。
福祉保健課では、ウォーキングを楽しみながら続けられるよう、「てくてくウォーク60万歩の旅記録表」を無料で配布しています。毎日の歩数を記録することで、バーチャル日本旅行を楽しむことができます。
また、効果的にウォーキングをしていただくために、運動強度や歩数、消費カロリーなどの表示や、コースの見どころを盛り込んだ「ココロとカラダの健康ウォーキングマップ」も作成し、配布しています。全20コースありますので、ぜひ活用してください。
お問い合わせ:福祉保健課
【電話】23-3871
<この記事についてアンケートにご協力ください。>