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海中さんぽ

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三重県尾鷲市

■マダイ
マダイはスズキ目タイ科の魚で、本市では一本釣りや定置網で漁獲された天然マダイが水揚げされ、また、マダイの養殖も盛んに行われています。
北海道から九州にかけて広範囲に分布し、三重県沿岸のマダイについては、千葉県から三重県の海域が一つの集団として考えられており、この範囲で国の資源評価が行われています。資源評価の結果は高位、横ばい、つまり、資源はたくさんいる状態が続いていると判断されています。遊漁の漁獲量も多く、漁獲量の3割から6割が遊漁による漁獲量と推定されています。
陸上の水槽などで、人の手で卵から育てた稚魚を放流する栽培漁業が日本各地で行われており、天然資源の加入が少ない期間には、放流が資源の減少に対して、一定の歯止めをかけていると考えられています。
桜の咲く頃、産卵前のメスはピンク色をしているため、桜ダイと呼ばれます。オスは、産卵期には黒っぽくなります。産卵期は3月から6月で、3歳で成熟し、繁殖に参加します。雑食性で、ヒトデ、ゴカイ、エビ、カニ、イカ、魚など、さまざまな生き物をエサとします。1歳で17cm、2歳で26cm、3歳で35cm・600g、4歳で40cm・1kg、5歳で45cm・1.5kg、6歳で2kgを超えるほどに成長します。
鮮やかな色で姿が美しく、食べてもおいしいマダイは、ハレの日には欠かせません。刺身が美味しいのは言うまでもなく、鯛めしや鯛茶漬け、あら炊きをはじめとして、和洋中さまざまな料理にアレンジできる、とても優れた食材です。

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