■第3次尾鷲市健康増進計画(令和6~10年度)における取り組み
~たばこについて~
[目指す姿]受動喫煙の機会がある人の割合が減る
市では、6月に「その煙から大切な人を守ろう‼」をテーマに、受動喫煙の防止を呼び掛けています。「たばこは体によくない」とわかっていても、ついつい吸ってしまう人も多いと思います。自身や大切な人の健康のために禁煙をはじめてみませんか?
◇たばこの害を再確認
たばこの煙には5,500種類以上の有害物質、約70種類の発がん性物質が含まれています。肺がん、狭心症、心筋梗塞、脳卒中、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、喘息等の危険性が高まるとされています。
〔3大有害物質〕
(1)ニコチン
たばこをやめられない原因物質で、血圧の上昇や心拍数の増加など心臓に負担をかけます。
(2)タール
肺を黒くする原因で、発がん物質を含み、がんの発生を促します。
(3)一酸化炭素
酸素運搬を妨げ、心臓に大きな負担をかけます。
◇周りへの影響
本人がたばこを吸わなくても、周りの人のたばこの煙にさらされることを受動喫煙と言います。たばこの「3大有害物質」は、喫煙者が吸う煙よりも、たばこの点火部から立ち上る煙(副流煙)の方に多く含まれており、大切な人にも、大きな影響を与えています。ほんのわずかな煙でも、心臓発作のリスクが急激に増加することや、受動喫煙による死亡者が、年間1万5,000人にのぼることが分かっています。大切な人の健康を守るためにも、是非禁煙を始めてみましょう。
◇禁煙成功のコツ
(1)きっぱりやめる
本数を徐々に減らしたり、軽いたばこに変えてみても、ニコチン切れのつらい症状が続き、禁煙を難しくしてしまう場合があります。思い切って吸うのをやめてみましょう。
(2)離脱症状を乗り越えましょう
禁煙開始後2~3日をピークにイライラしたり、眠気を感じるなどの離脱症状が出現します。吸いたくなる気持ちは1日中ずっと続くわけではなく、長くても3~5分です。まずはこの時期を乗り越えましょう。
(3)吸いたい気持ちに負けず、対処法を身につけましょう
禁煙を始めて吸いたい気持ちが出てきたら、どんな場面で吸いたくなるのかを記録し、たばこを吸わなくても済むように、対処行動を考えてみましょう。例えば、
・朝起きてすぐ→顔を洗う
・食事の後→歯磨きをする、ガムを噛む。
・コーヒーを飲んだ後→紅茶やハーブティーに替える。
・仕事の休憩時間→職場の人に禁煙を宣言しておく、ストレッチをする。
など、できる範囲でたばこを吸わずに済むように自分なりに対処法を身につけましょう。
禁煙を成功させるためには、何度でもチャレンジすることが大切です。家族や友達のサポートを受けながら、チャレンジしてみましょう。
お問い合わせ:福祉保健課
【電話】23-3871
<この記事についてアンケートにご協力ください。>