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田植えの季節がやってきた

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三重県度会町

5月16日、度会小学校5年生47人が町の米農家「おんじ屋」が管理する上久具地内の水田で、手作業での田植えを体験しました。
この体験学習は、地域の農業や食の大切さを学ぶことを目的に、地元農家の皆さんからの協力を得て、22年前から行われている取り組みです。
「つめたい」「ぬるぬるする」などと歓声をあげ、おそるおそる水田の中に入る児童たち。初めて体感する泥の感触や、オタマジャクシ、カエルなどの生き物に一喜一憂しながらも、おんじ屋の陰地伸哉(しんや)さん(棚橋)指導のもと、水田の両端に渡されたロープを目印に1株ずつ丁寧に植えていきました。
植え終わった後、児童たちは「当たり前にお米を食べていたけど、食べるまでにこんなにも大変な作業があることがわかった」「感謝しながら食べたい」と感想を述べていました。
今後は、稲の生育についての学習や観察、稲刈りなどを行い、米作り全体の流れを総合的に学ぶ予定です。

■米づくりの流れ(一例)
田おこし→苗づくり→代かき→田植え〔春ごろ〕→草刈り、水管理、追肥など→稲刈り〔秋ごろ〕→乾燥・籾すり→精米→来年に向けて土づくり

◆INTERVIEW
○自然体験ができる環境を
度会町は豊かな自然環境ですが、昔みたいに子どもたちが田んぼなどで生き物を触ったり、自然の中で体験したりという経験が少なくなってきたようにも思います。田んぼにはこんな生き物がいるんだと自分で発見し、触って観察できるような環境づくりを目指し、これからも農業に励みたいです。

○子どもたちの声
・いい体験ができて良かった。またしたい。
・泥が豆腐みたいな感触だった。
・難しかったけど慣れてきたらうまく植えれた。
・楽しかった。農業がすごく大変なことがわかった。

体験させていただきありがとうございました

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