健康づくりと医療費節約のために、家庭でできることを紹介します。
◆1「ポリファーマシー」ってご存じですか?
ポリファーマシーとは、主に多くの薬を服用することにより、副作用などを起こすことをいいます。薬が追加されたり、変わった場合は特に注意が必要です。
気になる症状があっても、勝手に薬をやめたり、減らしたりせず、必ず、医師や薬剤師に相談しましょう。
◆2「重複服薬」を見直しましょう
重複服薬とは、複数の医療機関を受診し、重複して同じ効能の薬を処方され、それを服用することです。副作用を発症する場合がありますので注意しましょう。
○日頃から、注意しておくことは?
・かかりつけ医や、かかりつけ薬剤師をもちましょう。
・自分の処方されている薬がわかるように、お薬手帳は1冊にまとめておきましょう。
◆3「ジェネリック医薬品」を活用しましょう
ジェネリック医薬品(後発医薬品)は新薬(先発医薬品)と同等の効果がありますが、新薬に比べて開発費を抑えられるため、価格が安く設定されています。国の安全基準を満たしているため、安心して使うことができ、医療費の節約にもつながります。
保険証更新時に「ジェネリック医薬品希望シール」を送付していますので、お薬手帳や保険証に貼って活用してください。
◆4「セルフメディケーション」を行いましょう
セルフメディケーションとは、自分の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てをすることです。まずは、しっかりと健康管理をして、軽度な身体の不調時には市販薬を使用するなど、そのときの症状に合わせて判断しましょう。
○ご存じですか?「セルフメディケーション税制」
健康診断・予防接種などを受けている人が、対象の市販薬(OTC医薬品)を購入することで、所得控除が受けられる税制です。
医療費控除を受けている場合は、申告できません。
※OTC医薬品とは……薬局やドラッグストアで処方箋なしで購入できる薬です。
◆5「整骨院・接骨院、はりきゅう・マッサージ」の適正受診を行いましょう
柔道整復師、はりきゅう、マッサージの施術を受ける場合、国民健康保険が使える場合と使えない場合があります。施術を受ける前に、国民健康保険が適用される範囲を正しく理解して利用しましょう。
○適正受診のために
・負傷の原因を施術師に正しく伝えましょう。
・仕事中や通勤途中の負傷、交通事故による場合、原則として保険は使えません。
・慢性的な肩こりや疲労回復などの目的には、保険は使えません。
・施術が長期にわたる場合は、医師の診察を受けましょう。
問合先:役場税務住民課 健康保険係
【電話】62-2412
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