セルフメディケーションとは、自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調はOTC医薬品等を使用し自分で手当てすることです。
※WHO(世界保健機関)の定義。
OTC医薬品とは、薬局やドラッグストアで購入できる医薬品です。
日ごろから行っている食事・睡眠・運動を心がける、健診を受ける、健康知識を身に付ける、軽い風邪や頭痛・ケガなどは特定の医薬品を使って病気の予防や治療に取り組む、これらすべてがセルフメディケーションです。
セルフメディケーションの行動は、ご自身の体を大切にするようになり、病気の発症や重症化の予防の役に立ちます。また、全体の医療費の増加を防ぐことにもなります。
■医療費控除に「セルフメディケーション税制」が選択できます
所得税・住民税申告時に医療費控除の特例として、セルフメディケーション税制による控除ができます。
セルフメディケーション税制とは、申告する人が健康診断や予防接種など健康の維持増進および疾患予防への取り組みを行っていることを条件に、ご自身や同一生計の家族が購入した対象となるOTC医薬品の年間購入額が合計12,000円を超える場合、確定申告をすることで所得控除を受けられるしくみです(上限額88,000円)。※通常の医療費控除と同時に利用することはできませんので、どちらか一方をご自身で選択のうえ申告となります。
申告の際には、「セルフメディケーション税制の明細」を作成する必要がありますので、健康診断などを受けた証明書(結果通知書など)や購入した医薬品のレシート、領収書などと一緒に税務課窓口までお持ちください。
■セルフメディケーション税制の対象
対象者:所得税や住民税を納めている方で、健康の維持増進および疾患予防への取り組みとして、以下のいずれかを受けている方。
●特定健康診査、特定保健指導
●町が健康増進事業として実施する健康診査
●勤務先で実施する定期健康診査
●保険者が実施する健康診査(人間ドックなど)
●町が実施するがん検診
●予防接種(定期接種、インフルエンザなど)
対象商品:特定の成分が含まれた市販薬(OTC医薬品)
控除額:購入時の支払い額が年間(1月1日~12月31日)で12,000円を超えたとき、その超えた額(上限88,000円)
問い合わせ:
住民課 保険年金係【電話】3-0512
税務課 課税係【電話】3-0510
<この記事についてアンケートにご協力ください。>