食中毒は夏に発生するイメージがありますが、夏だけではありません。ウイルスによる食中毒が冬に多発しています!!この季節はノロウイルスによる食中毒に注意が必要です!
ノロウイルスは感染力が強く、一人が感染しただけでも大規模な集団食中毒を引き起こすことがあります。ノロウイルスによる食中毒を予防するために、ノロウイルスの特徴を知り、予防のポイントを守りましょう。
○ノロウイルス食中毒の発生時期別の件数(年間)
※出典:食中毒統計(平成30~令和4年の平均。病因物質が判明している食中毒に限る。)
ノロウイルスは、寒さや乾燥に強いため、冬場に多く発生します。
反対に細菌性のものは、気温が高く湿度の高い夏場に多く発生しやすい傾向にあります。
■ノロウイルスの特徴
▼感染経路
○食品からの感染
・感染した人が調理などをして汚染された食品や料理、飲料水を口にした場合
・ノロウイルスに汚染されたカキなどの二枚貝を、加熱不十分で食べた場合
○人からの感染
・感染した人のふん便やおう吐物からの二次感染
・家庭や施設内などでの飛沫などによる感染
※ドアノブや水道の蛇口など、複数の人がよく触る場所にも注意
▼症状
○主な症状
吐き気、おう吐、下痢、腹痛、微熱が1日~2日続く。感染しても症状のない場合や、軽い風邪のような症状のこともあります。
※感染から発症までは約24時間~48時間、症状は突然発症することも。
※とくに抵抗力の弱い乳幼児や高齢者は症状が重症化しやすいので要注意!
■ノロウイルスによる食中毒予防のポイント
・健康管理
・手洗い
・消毒
(1)普段から食べるものや、自分や身近な人の健康状態に注意する。
(2)症状があるときや体調の悪いときは、食品を直接扱う作業をしない。
(3)手洗いをしっかり行う。(とくにトイレに行った後、調理前、食事前など)
※手を洗うときは爪や指の間、親指の周り、手のしわ、手首など汚れの残りやすいところをていねいに!
(4)食品は中心までしっかりと加熱する。(中心温度85℃~90℃で90秒以上)
(5)調理器具や調理台は消毒して清潔にする。(ノロウイルスには塩素消毒が有効)
(6)テイクアウトした食品は、長時間置かずにすぐに食べましょう。
もしかして食中毒かも…と思ったら、医療機関に連絡・受診しましょう!
問い合わせ:健康福祉課 健康づくり係
【電話】3-0511
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