文字サイズ
自治体の皆さまへ

子宮頸がんの予防をしましょう

7/24

三重県東員町

子宮頸がんとは、子宮の入り口にできるがんのことです。主にウイルスの感染が原因で、初期には症状がほとんどないため、気付かずに進行していく特徴があります。
子宮頸がんのほとんどはヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスの感染が原因です。HPVは主に性交渉によって感染し、女性の子宮頸がんだけではなく、男性でもかかる病気(肛門がんなど)の原因にもなります。

日本人の死亡原因の第1位は「がん」です。女性特有のがんの中で、子宮頸がんは乳がんに次いで多いといわれています。
子宮頸がんは30・40歳代に最も多く、20歳代も増加しています。日本では毎年約11,000人が子宮頸がんと診断され、そのうち約2,900人が亡くなっています。また、30歳代までにがんの治療で子宮を失ってしまう人も1年間に約1,000人います。
子宮頸がんは予防できるがんです。HPVワクチン接種や子宮頸がん検診を受けて、予防しましょう。

がん罹患(りかん)数の順位(2019年)


国立がん研究センターより

■子宮頸がんの予防は?
●1.HPVワクチン接種
子宮頸がんの原因となるHPV感染の予防に有効です。HPVワクチンは110カ国以上の国が強く薦めているワクチンです。カナダやイギリス、オーストラリアなどの接種率は約8割といわれています。HPVワクチン接種を受けることで、子宮頸がんの50~70%を防ぐことができます。

○HPVワクチンの仕組み
本物のウイルスに似た偽ウイルスを、遺伝子工学的にハイテク技術で作ったワクチンです。このHPVワクチンを接種することで抗体を作り、本物のHPV感染と将来の子宮頸がんを予防します。

「初めての性交渉後に接種すると子宮頸がんになりやすくなる」や「HPVワクチン接種で不妊になる」ということは確認されていません。

○対象者は無料でワクチン接種ができます
対象:小学6年生から高校1年生相当まで
キャッチアップ接種対象:者平成9年4月2日~平成19年4月1日生まれ
※平成25年から令和3年まで、HPVワクチンの推奨が控えられていました。この期間に対象であった人に、公平な接種機会を確保するため、キャッチアップ接種対象者として、公費での接種の機会を提供しています。

●2.子宮頸がん検診
20歳を過ぎたら2年に1度、子宮頸がん検診を受けることが推奨されています。定期的な検診でがんになる前の段階やがんの初期に発見することが大切です。

○町での子宮頸がん検診について
毎年2月ごろに検診申込書を送付しています。
対象者:20歳以上の女性
自己負担金:1,000円
検診時:期毎年7~8月ごろ(年によって時期を変更する場合があります)

■町でのHPVワクチン接種・子宮頸がん検診の状況は?
HPVワクチン接種率の推移

子宮頸がん検診年齢別受診の推移


地域保健・健康増進事業報告書より作成

町のHPVワクチン接種率は少しずつ増えていますが、全国よりも低い水準です。日本では令和4年度から積極的勧奨が始まり、接種率は上昇していますが、十分ではありません。
また、20歳代の子宮頸がん検診受診率は、全国的に低いといわれています。東員町の20歳代の子宮頸がん検診受診率は上昇傾向にありますが、9.17%と低い水準です。

HPVワクチン接種と20歳になったら子宮頸がん検診を受けましょう

問合せ:
子宮頸がんワクチンについて…子ども家庭課 子ども総合相談室【電話】86-2872
子宮頸がん検診について…健康長寿課 検診専用ダイヤル【電話】86-2803

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU