■6月1日(土)~7日(金)水道週間
「たいせつに みずはみんなの たからもの」
第66回水道週間スローガン
水道週間は、水道について理解と関心を高め、公衆衛生の向上と生活環境の改善を図るために制定されています。普段何気なく使っている水、私たちの生活に不可欠な水について、この機会に考えてみませんか。
○水道事業の現状と課題
水道事業を取り巻く環境は厳しさを増しています。なぜなら、人口減少や節水機器の普及、ライフスタイルの変化などで、水需要が減少傾向にあるからです。その結果、大幅な収入増が見込めず、事業を行うための資金確保が難しくなっています。
さらに、水道施設の老朽化が進んでいるため、適正な運営管理のための設備更新や南海トラフ巨大地震などに備えて耐震化をしていく必要があります。町の水道施設のうち、主要な構築物は耐震性を有していますが、水道管は耐震性を有していないものがあります。そのため、巨大地震が発生した場合、水道管が損傷し、断水などの重大な影響が発生すると予想しています。
町では「水道施設更新計画」に基づき、老朽化した水源地や配水池の設備更新が完了次第、水道管の耐震化工事を実施し、安全な水を安定して供給し続ける取り組みを行っていきます。
○水質検査を定期的に実施しています
町では、定期的に水質検査を実施し、検査結果を町ホームページに掲載しています。最近話題になっているPFASの検査も行っています。
PFASとは、有機フッ素化合物のうち、ペルフルオロアルキル化合物およびポリフルオロアルキル化合物の総称です。中でもPFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)とPFOA(ペルフルオロオクタン酸)は、幅広い用途で使用されてきました。これらには「分解が遅く、環境中に蓄積される」という特徴があり、動植物の生息・生育や人の健康に影響を及ぼす可能性が指摘されています。既にPFOSとPFOAは製造・輸入が原則禁止となっていて、環境省の調査によると、全体的な傾向として、水質などに含まれる濃度は減少傾向にあります。
町が行っている検査で、基準値を超えて検出された事例はありません。今後も引き続き検査を実施し、皆さんに安全な水を届けます。
問合せ:上下水道課
【電話】86-2812
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