■災害から命を守る「備え」と「行動」
大規模な地震災害やこれまで経験のない風水害など、近年頻繁に発生する自然災害は、今や「忘れた頃にやってくる」ものではなく、私たちの命を守る「常日頃の備え」がとても重要となっています。
そのような中、8月8日には、国(気象庁)から南海トラフ地震臨時情報「巨大地震注意」が発表されました。三重県を含む広い範囲で地震発生の可能性が高くなり、食料など備蓄品の再確認やいつでも避難や行動ができるよう、私たちが準備をするための発表でした。
8月29日から9月2日には、台風10号の影響で松阪市は災害対策本部を設置し、該当地域に避難情報を発令しました。高齢者など避難に時間を要する方の「高齢者等避難」、災害の恐れが高く危険な場所から全員避難する「避難指示」、災害発生など命の危険から直ちに安全を確保する「緊急安全確保」など、危険の程度により発令します。増水した河川など危険な場所には決して近寄らず、何よりも身の安全を第一に行動していただきたいと思います。
災害の危険がある時、関係機関からは皆さんの命を守るための「情報」が発表されますが、「日頃の備え」と合わせ、いざという時、命を守る「行動」ができるのは皆さん自身です。
松阪市では、毎年10月の第4日曜日(今年は27日)を「松阪防災の日」、第4週を「松阪防災週間」とし、今月26日には総合防災訓練を実施します。皆さんのご家庭でも、防災啓発冊子「災害にそなえる」などを参考に、災害から命を守る「備え」と「行動」について、ぜひ再確認する機会にしていただきますようお願いいたします。
松阪市長 竹上真人
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