■何もしないと もっと暑くなる 私たちにできる「脱炭素」の取組
すっかり秋の深まりを感じる季節となりました。振り返れば、今年の夏は本当に暑かったですね。世界の平均気温は観測史上最高となり、ニュースでは「猛暑」から「酷暑」、「地球温暖化」から「地球沸騰化」へと新しい言葉を聞くことも多かったと思います。
異常気象など悪影響を及ぼす地球温暖化は、大気中の二酸化炭素(CO2)など温室効果ガスの増えすぎが原因で、私たち人間の活動で排出するCO2を減らす「脱炭素」の取組が必要となっています。
松阪市の新しい取組を紹介します。
市内で再配達となる宅配便は年間約70万個、再配達トラックによるCO2排出量は年間約300トンにもなることから、市内の再配達の削減をめざして「宅配ボックスの設置補助金」と「置き配プレートの無料配布」を新たに開始します。食材や料理を残さないことも大切です。食べ残しの「持ち帰り」など、食品ロス削減協力店の認証制度を開始し、現在募集中です。「もったいない」の心がけは脱炭素にとても効果的です。
ザ・ビッグエクスプレス松阪高町店では、会計の際に松阪市指定ごみ袋を購入し、レジ袋の代わりに利用できるようになりました。マイバッグなどの取組に加え、レジ袋削減の新しい効果を期待しています。熱中症の危険や風水害の甚大化など、様々な悪影響がある地球温暖化は、今や遠い「世界の問題」ではなく身近な「私たちの問題」となっています。あらためて「自分のこと」として、「省エネ」「ごみ分別」「物を大切に」「食品を残さない」ほか、市ホームページ「まつさかゼロカーボン」なども参考に、皆さまの「脱炭素」の取り組みをお願いいたします。
松阪市長 竹上真人
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