文字サイズ
自治体の皆さまへ

高齢者の暮らしを考える 第111回

25/38

三重県松阪市

■認知症カフェ
認知症の人やその家族、地域の方が気軽に集える『認知症カフェ』が市内に9か所あります。今回は、南勢病院デイケア棟で月1回開催されている「ほ~ほけきょ」さんでお話を伺いました。

◆認知症カフェとはどんな場所ですか?
お話を聞いた方:
・グループホームやまぶき 管理者 加藤さん
・グループホーム木もれび 施設次長 岩本さん
認知症の人やご家族、地域住民等どなたでも自由に参加できる集いの場です。お茶やお菓子でくつろぎながら悩みごとの相談、認知症についての勉強や情報交換をすることができます。
テレビでも認知症についての特集が組まれ、耳にすることは増えてきました。しかし、かかりつけ医や担当ケアマネジャーに相談することはまだまだハードルが高いようで、グループホームに入居するときにはすでに重症化しているということが多くあります。認知症を治すことはできませんが、他の病気と同じように、早期発見・早期対応をすることで症状の軽い時期を長くすることが出来る可能性もありますし、より良い最期にもつながると思います。そのためにも早い段階でご相談に来ていただきたいです。そして、ご家族のハードルをできるだけ下げるには、社会全体で認知症について理解していただくことが一番です。「どんな方にも認知症について知っていただきたい」、そんな思いで「ほ~ほけきょ」を立ち上げました。認知症の人が身近にいない方やお子様連れやどんな世代の方でも大歓迎です。違う世界の話だとは思わずに、気軽に足を運んでいただけると嬉しいです。

◆参加者の声
・「認知症カフェ」と聞いて、最初は何をするところなのかなと思っていました。しかし、実際に参加してみると、みんなでお話してにぎやかでいい場所だなと感じました。
・家の中だけで介護をしていると気持ちの余裕が無くなってしまうのですが、ここに来て色んなお話を聞いたり悩みを聞いてもらう事で、癒しの時間になっています。ご家族で介護をされている方や家とは違う雰囲気を楽しみたい方など色んな方におすすめです。

◆ボランティアさんの声
お茶やお菓子の用意や参加者とお話をしています。参加することで認知症についてより深く知り、自分自身のことを考えるようになりました。知らないと何も始まりませんし、まずは一歩踏み出してもらえるといいなと思います。

問合せ:高齢者支援課
【電話】53-4099
【FAX】26-4035

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU