桑名市総合医療センター
がん看護専門看護師
岩田 友子さん
今月のテーマ:がん相談支援センターを紹介します
日本人が一生でがんになる確率は男性65.5%(約3人に2人)、女性51.2%(約2人に1人)で、がんにり患される人が増加傾向にあります。内閣府の2023年世論調査では、がんのイメージについて約9割の人が「がんは怖い」または「どちらかというと怖い」と回答しています。その理由として、死に至る場合があること、周囲に負担をかけること、症状があることを挙げています。
がんのことで不安になったとき、気軽に相談できる場所があります。
がん相談支援センターは、全国のがん診療連携拠点病院をはじめ、県内でも24カ所に設置されており、がん患者さんやそのご家族の不安や疑問に適切に応えるため、がんに関する治療や療養生活全般、地域の医療機関などの相談や情報提供など行っています。「先生に何を聞いていいのか分からない」「利用できるサービスを知りたい」など、療養していく上での疑問や不安を相談することができます。相談はがん専門相談員の資格を持つ看護師や医療ソーシャルワーカーが担当しています。患者さまやご家族のほか、地域の人たちはどなたでも無料で利用できます。
また当センターのがん相談支援センターでは、地域でがん予防の啓発活動も行っています。昨年度も地域の小中学校や図書館、まちづくり拠点施設などで医師・看護師・医療ソーシャルワーカーによる講演会を行いました。たくさんの人に参加していただき、がん予防や検診の大切さについて共有しました。
がんのことで疑問や不安を抱えている人は、がん相談支援センターへ気軽にご相談ください。
問合せ:総合医療センター
【電話】22-1211【FAX】22-9498
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