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【特集】甘くてちょっぴりほろ苦い伝統野菜『くわなのなばな』

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三重県桑名市

みえの伝統野菜にも登録されているなばな。実は桑名市長島地区が発祥地なんです。
柔らかくクセのない味わいは、さまざまな料理に活用できます。
一足早い春の訪れを感じてみませんか。

■桑名で食べるなばなといえば、花をつける前の茎と葉っぱ
菜の花とも呼ばれる「なばな」。春になると黄色い花をつける、アブラナ科の植物です。江戸時代には菜種油の原料として、桑名をはじめ全国で広く栽培されていましたが、桑名は昔から大産地として名をはせていました。菜種油の原料となる種を多く採取するために、新芽部分を収穫し、家へ持ち帰り食用にしたところ、あまりにもおいしかったため、徐々に市場へ出荷されるように。これがきっかけで、葉と茎を食べる習慣が広がっていきました。
実は、花を食べる「菜の花」は和種、茎と葉を食べる「なばな」は洋種と、品種自体が別物。葉と茎を食べるなばなは全国で1440トン(令和2年)、そのうち三重県は417トンと全国ナンバーワンの収穫量となっています。
なばなにはビタミンが多く含まれており、その中でも特に、ビタミンCが豊富です。他にも抗酸化作用のあるβ-カロテンなど多くの栄養素を含み、免疫力アップや美肌効果、がん予防、老化を防ぐ効果などが期待できます。大人も子どもも、積極的に食べてほしい野菜です。

○話を聞いたのは
JAみえきた 長島営農センター
伊藤 大洲(たいしゅう)さん
「青果物の販売を担当。どんな野菜を栽培すればよいかなど、栽培指導なども行っています。」


「三重なばな」の袋は鮮度保持効果がある袋なので、そのまま野菜室へ。


ただし熱には弱いので、ゆでる時はサッと短時間で。


袋の底を見て、切り口がみずみずしいものを選びましょう。

問合せ:この記事については秘書広報課
(【電話】24-1492【FAX】24-1119)

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