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自治体の皆さまへ

第31弾 伸びゆくまち・桑名

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三重県桑名市

桑名のまちづくりが進んでいく様子をシリーズ化してお伝えしていきます。

【どんな時もまちの安全を守る!消防本部高台移転】
■防災体制を整備!消防本部を高台へ移転します
昨年から工事に着手している消防庁舎等再編整備事業は、現在、基礎工事まで終了しており、順調に進んでいます。新消防庁舎は、今年度中に完成し、来年度から供用を開始する予定です。
江場にある現在の消防本部は、県が公表した南海トラフ巨大地震における本市の地震被害想定で、2mから5mくらいの津波浸水想定地域に指定されています。大規模災害の発生時においても、消防活動の拠点として充分に機能を発揮できるよう、本部機能を高台に移転します。大山田分署が老朽化していることもあり、同時に大山田地区市民センター周辺エリアへの移転を進めています。消防本部1階にある桑名市消防署は、引き続き、現在の場所で消防・救急活動を行います。
隣接地には、災害時に避難者を支援する防災広場も整備され、給水車や電源車の乗り入れも可能です。また、座板を外すことで炊き出し用かまどとして利用できる「かまどベンチ」や、下水道管路にあるマンホールの上に簡易な便座やパネルを設置した「マンホールトイレ」を整備するなど避難所としての機能も強化しています。

■どんな状況でも迅速に対応できる消防本部へ
消防本部では、災害が起きると警防本部が設置されます。現場の状況や関係機関からの情報などを集約し、迅速に情報伝達を行いながら、指揮をとる、いわば頭脳のような役割を担っています。高台移転することで、どんな災害が起きた場合でも、職員が速やかに本部へ集まり、対応できるようになり、市の防災体制がより強固なものとなります。
また、消防本部では積極的にDXを取り入れ、市民サービスの向上に努めています。新消防庁舎では、現場の状況を早く、正確に把握できるよう、モニターの台数を増やしたり、クラウドPBXを導入し、外出先でも事務所の電話に出られるようにしたりするなど、職場の環境を整えていきます。外出することが多い現場職員との連携も取りやすくなり、円滑に職務を遂行できるようになります。
※クラウドPBX…主装置をクラウド上に設置し、インターネット経由で電話機能を利用するサービス

■市民に開かれた持続可能な複合施設
公共施設の老朽化は市の直面している課題であり、大山田地区市民センター、大山田まちづくり拠点施設も老朽化が懸念されていました。現在建設中の新しい消防庁舎は、消防本部、大山田分署のほかに大山田地区市民センターや大山田まちづくり拠点施設、消防団詰所、郵便局が入った複合施設となります。エントランスや駐車場、会議室として利用できる貸室スペースなどの共有空間を有効活用し、維持管理コストを低減させるなど将来にわたり持続可能な施設をめざします。

▽消防本部総務課
小川 剛広(たけひろ)さん
「地域の皆さんが、消防署に来る機会はなかなかないと思います。皆さんにとってより身近な地区市民センターやまちづくり拠点施設、郵便局などと複合施設になることで、消防署も身近に感じてもらえたらうれしいです。消防職員へ申し出ていただければ、安全な場所から消防車を見学することもできますので、気軽にお声かけください。」

問合せ:秘書広報課
【電話】24-1492【FAX】24-1119

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