■今月のテーマ
「緑内障は視野が欠けていく病気ですー目に違和感を感じたら早めに健診をー」
最近、パソコンのマウスを動かしたときに画面上にある矢印が見えなくなった、新聞などの細かい活字が読みにくい、バスの時刻表が見にくいなどと感じることはありませんか。このような症状は、緑内障のサインかもしれません。
緑内障とは、視神経に異常が起こり、目で見た情報がうまく脳に伝わらなくなって画像を認識できなくなり、視野や視力に障害が起こる病気です。日本では失明原因第1位の病気で、40歳以上の方の20人に1人が緑内障であると言われています。
◇緑内障の特徴
緑内障には、激しい目の痛みや頭痛、嘔吐などの症状をきたし、急激に進行するタイプと、初期段階では気づきにくいゆっくり進行するタイプがあります。
緑内障にかかると、知らないうちにじわじわと視野が欠けていきます。視野が狭くなったり、部分的に見えなくなったりと、視野の欠け方には個人差がありますが、自分で「視野が欠けている」と気づいたときには、かなり病気が進行しているケースが多く見られます。
また、一度傷ついてしまった視神経は回復することが難しいため、早期に発見して悪化させないようにすることが大切です。
◇定期的な緑内障健診を
緑内障の発症は年齢とともに増加し、40歳以上に多い病気だと考えられてきましたが、近年では20代や30代の若い人の間でも増えています。症状に気づきにくい病気であるからこそ、早期発見のために緑内障健診を受けましょう。特に、40歳以上の方は年に1度は眼科を受診しましょう。
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