■家族と自分自身のために「男性育休」について知ろう
「育児休業」は出産や子育てに伴い仕事と家庭を両立しやすくするために設けられている制度で、女性だけでなく、上表のとおり男性も取得可能です。
日本では男性の家事・育児参画意識は低く、それらを女性が担うことが社会課題でしたが、近年では、育休取得を希望する男性や出産後も仕事を続けたいと考える女性が増加傾向であるなど、社会全体で男女共同参画の意識改革が進んでいます。
◇男性育休取得のメリット
男性が主体的に育児に関わることは、家族全体の幸福感を高められるだけでなく、女性の社会進出やキャリアアップを促し、育児をとおして得難い人生経験が得られます。
また、母親がストレスを抱えていると、常に一緒に過ごす子どもへの影響も考えられます。必要であれば、男性育休を活用し、お互いの目的や希望に沿って、負担を分担することで家族全員が健康に暮らすことにつながります。
◇男性育休の課題
一方、育休中に積極的に家事・育児に関わらない、「取るだけ育休」が問題になっています。育休は、「育児と仕事を両立させるための制度」なので、「自分と家族のために本当に必要なことはなにか」をお互いの希望や仕事のことも含めて、しっかり話し合い、家族としてベストな形を作りましょう。
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