令和6年度当初予算の概要

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■令和6年度一般会計当初予算額は67億8970万円
令和6年度予算が第1回町議会定例会で可決されました。本年度の一般会計当初予算は、前年度に比べ、6億3,771万円増の67億8,970万円です。
では、今年度の予算の使いみちについて、歳入歳出別にみてみましょう。
(予算額は、1万円未満を四捨五入しています。)

《歳入》
◇町債は2億8,246万円の増
町が自主的に収入することができる財源のうち、町税収入(町民税・固定資産税・軽自動車税・町たばこ税)は前年度比4・8%減の9億4,951万円。また、特別会計や基金からの繰入金は財政調整基金からの繰入額の増などで前年度比28・2%増の9億5,135万円。ほかに繰越金や保育料などの分担金及び負担金などを加えた自主財源は、全体の34・7%にあたる23億5,296万円です。
一方、地方交付税、国・県支出金、町債などのように、その調達を国や県などに依存している依存財源は44億3,674万円と全体の65・3%を占めています。
さまざまな町づくりに使われる地方交付税は、前年度比1・3%増の26億2,226万円。一定の事業などに対し、国や県から補助金や負担金として支払われる国・県支出金は、前年度比10・2%増の7億6,534万円。町が行う事業や地方交付税の不足分などを補う財源として借りる町債は、前年度比69・7%増の6億8,787万円です。

《歳出》
◇消防費は2億1,760万円の増
歳出予算では、津波避難タワーや蓄電池式避難誘導灯の整備などが控える消防費が前年度に比べ58・8%増の5億8,779万円。また、給食センターや鵜殿体育館の改修などが控える教育費は前年度に比べ40・4%増の8億1,060万円計上しています。

◇議会費
町議会議員の議員報酬や議会映像インターネット配信に係る費用など

◇総務費
町長や総務課、企画調整課などの職員の給与や庁舎の管理、交通安全、防犯対策、選挙、町民バスの運行など

◇民生費
児童や高齢者、障がい者への福祉事業や保育所の運営、福祉課職員の給与など

◇衛生費
ごみ処理やし尿処理などの環境に対する経費、病気を予防するための検診などの健康づくりに対する経費

◇農林水産業費
農業委員会委員への報酬、農道や林道の新設・修繕など農林水産業に対する経費

◇商工費
商工業や観光の振興、ウミガメ公園や飛雪の滝キャンプ場の管理など

◇土木費
道路の維持補修や、港湾や輪中堤、防潮水門の管理など

◇消防費
消防団活動や熊野市に委託している広域消防の分担金、防災対策事業への経費など

◇教育費
幼稚園や小学校、中学校の運営や教育施設の管理・運営、教育委員会職員の給与、文化活動やスポーツの振興など

◇公債費
事業を進めるため、借り入れた町債を返済する経費

《特別会計》
◇特別会計は6,130万円の増
特別会計は特定の事業を行う場合や特定の収入を特定の支出に充てる場合に、一般会計とは別に、その経理を明らかにするために設けた会計です。

会計別の予算額