■新人・女性団員がホースの結合や小型ポンプの放水など
ー消防団員の基礎を訓練ー
町消防団では現在、新入団員と女性団員が消火器具の取り扱いや基本動作などの訓練に励んでいます。
大里親水公園で行われた放水訓練には、女性団員4人が参加。川上(かわかみ)辰哉(たつや)団長らの指導のもと、ポンプのエンジンのかけ方やホースのつなぎ方などを教わり、実際に川の水を吸水して放水するまでの動作確認を行いました。ホースの確実な結合や、圧力の調節、筒先を持つ人とポンプ操作をする人の連携などに気をつけ、ペアになって交代しながら訓練に取り組みました。
女性を対象とした放水訓練は初めてで、参加者の1人は「実際に自分でポンプを操作して手順を教えてもらってすごく勉強になりました。1度ではなかなか覚えられないので、これから何度も訓練して実践に備えたいです」と話していました。
また、熊野市、御浜町、紀宝町の入団5年以下の団員を対象とした三重県消防協会紀南支会が実施する基礎訓練には、町消防団から7人が参加しました。川本(かわもと)正豪(せいご)支会長(御浜町消防団長)から「地域住民の消防団への期待は大きい。自信を持って活動できるようにしっかり身につけて」と激励を受け、参加者は真剣な表情で取り組み、技術の向上に努めました。
火災時に使用する器具を安全・確実・迅速に取り扱うことを目的とした訓練では、ホースの持ち方や延ばし方、筒先との結合、収納などの訓練、礼式訓練も行い、回れ右や敬礼などの基本的な動きを繰り返し確認しました。
町消防団では今後も年に1回、新人や女性を対象とした訓練を実施する予定です。火災や風水害、巨大地震などさまざまな災害に迅速に対応し、自分たちの地域は自分たちで守るため、団員一丸となって今後もより一層まい進していきます。
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消防団では新規団員を随時募集しています。条件は、紀宝町に居住または勤務している18歳以上で男女は問いません。
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